<新刊出版> 「日米開戦をスクープした男」(後藤基治著、新人物文庫)を出版、解説を執筆
版、解説を執筆
前坂俊之
「東京日日新聞=大阪毎日新聞」朝刊の一面を見た読者は、戦争勃発をピタリと予告した記事に驚いた。この日本の新聞史上に輝くスクープをはなったのが、本書の著者・後藤基治記者である。
戦争当時のさびしい検問と報道規制の中で、戦時報道に命がけで働いた記者群像を描く感動の第一級ドキュメンタリー。
(解説・前坂俊之)
戦争突入を予見する気配はなかった。海軍黒潮会の記者連中でも、戦争開始三、回避七ぐらいの見込みだった。
「じゃ、やるんですか」とたずねると、米内は急に「ちょっと厠(トイレ)へ行ってくる」といって、机の上に置いた大きな黒カバンを開けて、
中からザラ紙のファイルを取り出そうとしたまま部屋を出ていった。
作戦計画書があり、「開戦時期は十二月一日から十日までのⅩ且と書いてあった。戻ってきた米内は「このカバンの中には、
君が見たがっている書類がある。だがこれを見せたら、僕は銃殺、これだよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下本文を読んでください)
http://maechan.sakura.ne.jp/war/data/hhkn/41.pdf
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