『リーダーシップの日本近現代史]』(24)-記事再録/日中韓/異文化理解の歴史学(1)(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史の原因を読み解く(連載70回中1ー20回まで)★『申報、英タイムズ、ルー・タン、ノース・チャイナ・ヘラルドなどの外国新聞の報道から読み解く』●『朝鮮半島をめぐる150年間続く紛争のルーツがここにある』
日中韓異文化理解の歴史学(1)(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史の原因を読み解く(連載70回中1ー20回まで)★『申報、英タイムズ、ルー・タン、ノース・チャイナ・ヘラルドなどの外国新聞の報道から読み解く』●『朝鮮半島をめぐる150年間続く紛争のルーツがここにある』
2017/07/01
『中国/朝鮮行動学のルーツ⑦』中国紙「申報」の論説から
日中韓150年戦争史の原因を読み解く(連載70回)
の第1回から10回までー福沢諭吉の『脱亜論」の理由、
中華思想、小中華と日本主義の対立の背景
前坂 俊之(ジャーナリスト)
『以下はJun 4, 2014に書いた記事』
◎<日中韓150年対立・戦争史を踏まえて「脱亜論」でアジア侵略主義者のレッテルを張られた福沢諭吉の
「日清戦争開戦論」の社説を読み説く>①ー
<海洋進出と領有権を主張して日本・フィリピン・ベトナムとの対立をエスカレート
させている中国の膨張政策≪核心的利益政策)は120年前の日清戦争当時と
全く変わっていない。韓国が中国にすり寄って歴史認識問題で日本との
溝深めているが、その行動パターンも清国の属国だった<小中華・韓国>
と同じものである。
もともと「親中国・韓国派」であった福沢は西欧列強によるアジア併呑に
危機感を募らせて、韓国の独立のため教え子の井上角五郎を送りこみ、
金玉均らの「朝鮮独立党」を全面支援したが、ことごとく妨害にあい、
ついに堪忍袋の緒をきっての「日清戦争開戦論」であった。
昨今の対中・韓・北朝鮮外交のすれ違い、ネジレ、対立のエスカレートの経験と
対比させながら、福沢の主張を読むと、その正当性がよくわかる。>
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/451.html
◎<日中韓150年対立・戦争史を踏まえて「脱亜論」でアジア侵略主義者の
レッテルを張られた福沢諭吉の「日清戦争開戦論」の社説を読み説く>②ー
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/449.html
◎<日中韓150年対立・戦争史を踏まえて「脱亜論」でアジア
侵略主義者のレッテルを張られた福沢諭吉の「日清戦争
開戦論」の社説を読み説く>③
<昨今の対中・韓・北朝鮮外交のすれ違い、ネジレ、対立のエスカレートの経験と
対比させながら、福沢の主張を読むと、その正当性がよくわかる。>
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/447.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』④
- 130年前の以下の記事は、現在のアジア情勢と何と似ていることか。
日中韓の対立と紛争、清仏戦争、藩屏の安南(ベトナム)と清国との戦争、
中華思想により属国視されていた朝鮮、琉球をめぐる日本との対立と、
<核心的利益政策>によって大清帝国時代の領土を奪還したいと
膨張政策をとる現在中国の行動のルーツがこの論説に表れており、
日中韓150年対立のパーセプションギャップの原点がここにある。
以下の記事は壬午事変の後に、清国は大院君を拉致して連れ去ったが、
その非を論じている。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/415.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑥
- 130年前は現在の日中韓、アジア情勢と何と似ていることか。
日中韓の対立と紛争、清仏戦争、藩屏の安南(ベトナム)と清国との戦争、
中華思想により属国視されていた朝鮮、琉球をめぐる日本との対立と、
<核心的利益政策>によって大清帝国時代の領土を奪還したいと
いう『中国の夢』(膨張政策)をとる現在中国の行動のルーツが
この論説に表れており、日中韓150年対立のパーセプション
ギャップの原点がここにある。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/403.html
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑦
(中国側の主張)-琉球国は,明代(1368-1644)の初め,皇帝が琉球に航海に通じた36姓の人々を派適したことにより建国をし現在まで500年以上たっている。
琉球は中国の礼教文化の影響・薫陶を受けた。そのため礼義を重視し,忠誠の心をもって長い間中国の藩屏として臣従し、中国に背くようなことはなかった。
ところが、日本側は明治維新後の1872年(明治5)の琉球藩設置に始まり、79年の沖縄県設置に至る琉球処分によって琉球王国は滅びた。
中国側はこれを中国の属国への侵略行為として、台湾出兵、朝鮮への接近について、ことごとく敵対関係に入り、日清戦争への導火線となった。
1883(明治16)年3月5日,光緒9年正月26日付「申報」
琉球人の派閥分裂を諭ず
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/400.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑧
以下は中国紙『申報』ではないが、「ルー・タン」(フランス紙)
が日中韓の対立関係をフランスの視点から論評しており、興味深いので紹介する。
① 生まれたばかりの日本の新聞は厳しい法統制の下に置かれ,ごく小さな違反,政治的な批判をしただけで新聞は発行停止となり,有罪とみなされた記者は監獄へと送られる。
② 日本政府はヨーロッパから,科学的な発見やすぐれた防衛技術を借用することには意欲的だが、その思想をも受け入れようとは思っていない。
③ な中国は日本に対してあからさまな敵対の構えをとり続けている。この列強の中の一等国は,日本領土内の保持する砲艦は無防備地点を砲撃するには十分だ。朝鮮状況は常に緊迫しており,特にそれぞれの名目で駐留中の日中両国部隊間には緊張感が高まっている。
④ 2年前に朝鮮の首都ソウルで起きたような虐殺事件(壬午事変)がもう1度でも起きれば,2国間に直ちに戦争が勃発するだろう。
⑤ 朝鮮人の性格は日本人よりも中国人に近いようだ。正直という言葉を知らないように思える。また,女に関してはひどく嫉妬深い。
1883(明治16)年5月6日付「ルー・タン」(フランス紙)
『インドシナ通信ーー日本の新聞-隠者の王国(朝鮮の風土、
人々の暮らしぶり)』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/massmedia/397.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑨
中国の習近平主席は3日、韓国を訪問、韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領との首脳会談に臨み、歴史認識問題などで共闘し、対日圧力を強めている。以下の130年前の『申報』の記事は、日清戦争前に日本を仮想敵国として清国が海軍力を大増強して、日本など全く物の数ではないという大威張りの記事である。現在の中国の海軍力、軍事費の大膨張(日本側の防衛費の伸びはマイナス)に対して一切口をつぐんで説明しいない態度と全く同じ。日清戦争に負けたから侵略されたと非難する中国流の詭弁である。
1884(明治17)年6月10日光緒10年、甲申5月17日『申報』
中国は海軍を建設すべし
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/396.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』➉
福沢諭吉の「脱亜論」と時事新報主張に全面的に賛成した英国紙
中国の習近平主席は3日、韓国を訪問、韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領との首脳会談に臨み、歴史認識問題などで共闘し、対日圧力を強めている。以下の130年前の「ノース・チャイナ・ヘラルド」の記事は、ヨーロッパ、日本から見た『近代化』を拒否した遅れた中国政治システムと軍備増強、農奴の状態で搾取と支配維持をしていた清国皇帝政治を厳しく批判している。130年たった現在の中国共産党一党独裁・習近平体制も自己改革できていないのが、「中国の悲劇」であり、新たな『黄禍論』であることが、この記事を読むとよくわかる。
習近平共産党指導部は議会制、政治の民主化を拒否している世界で数少ない独裁国家であり、人民が稼いだGDPの多くを共産党幹部と国営企業のトップが不正利得として蓄財している腐敗体制で、人民のインターネットからの批判、世界の知識へのアクセスを拒否し、人権弾圧を繰り返している封建的な中国歴代王朝とかわりはない。
この英国紙は福沢諭吉の『脱亜論』を全面的に支持しているのだが、現在の日本の歴史学者や世論、マスコミのおおくの、また『中国』『韓国』側の福沢諭吉を「侵略主義者」とするプロパガンダに同調している人々は、「日清・日露戦争への道」を外国の新聞の報道とともに多面的に検証していくことが必要で、この連載はそのためのシリーズなである。
130年前の今も全く変われない中国と、習近平体制
「ノース・チャイナ・ヘラルド」の指摘
① 中国は世界最大の国の1つだが、不幸なことに,きわめて尊大な国民なため,西洋諸国との賢明な関係を持つことを拒否している。
② 何千年もの間、中国人はほとんど、あるいは全く知的進歩をとげておらず.「たくさんの魂のない自動人形」のように暮らして,世界を知らずにぼんやりと過ごしている。
③ 中国の慢性的な保守主義は、戦争で負けるまでは直らない。
④ 中国は長年にわたり「軍艦や鉄砲,水雷」の製造に莫大な金を費やしている。
⑤ 現在.中国が陥っている「進退きわまった状態」は,金が誤った使い方をされ浪費されたことによるものだ。軍備も軍需品も先進文明における本質的な要素では決してない。
⑥ 地方行政の失政,おそまつでみすぼらしい道路,財政制度に見られるきわめて不適当な財政上の原則.未発達な貨幣制度-中国の内政は最悪の状態にある。
⑦ 中国に今必要なものは要塞や銃ではなく,政治上.行政上の改革だ。が、そのような博愛主義の計画が少しでも考慮されているとはとうてい思えない。
福沢諭吉の「脱亜論」と時事新報主張に全面的に賛成した英国紙
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/393.html
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日本リーダーパワー史(693)
『中国/朝鮮行動学のルーツ⑧』中国紙「申報」の論説から
日中韓150年戦争史の原因を読み解く
(連載70回)第11回から20回までー
清の属国「朝鮮」でおきた反日暴動
「壬午事変」(1882)「甲申事件」(1884)
をめぐる『英タイムズ」「チャイナヘラルド」
『申報」の報道、論評
前坂 俊之(ジャーナリスト)
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑪
日中150年戦争のルーツはこの記事の中にすべて書かれている。
中国が冊封体制によって属国としていた『琉球王朝』(日中両方に朝貢していた)明治維新 後に一方的に「琉球処分」して、日本が沖縄県に編入したことが対立の出発点なのである。
中国が世界の中心であるという「中華思想」「冊封体制」韓国のこれに服属した『事大主義』 対「西欧近代主義に転換した明治日本」との対立の構図である。
このボタンのかけ違い、思想・認識ギャップ、メンツ最優先の事大主義、ダブルスタンダード の行動パターンがネジレにねじれて対立、紛争・日清戦争へと発展していった。現在の日中韓の対立、紛争の発火点もここにある。
1884(明治17)年2月9日光緒10年甲申正月13日「申報」
『中国が行っている冊封の儀と属国の国力強化について』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/391.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑫
1884(明治17)年9月3日英国紙『タイムズ』
「中国に対する日本の要求」
http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/389.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑬
1884(明治17)年12月17日、英国紙『タイムズ』
『朝鮮独立党<(金玉均ら)=日本派>が起こした
甲申政変についての論評』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/388.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑭
1884(明治17) 年12月20日、光緒10年、甲申11月4日「申報」
『「甲申事変」を乗り越えて中日両国が一致協力してアジア情勢
を安定させるべきを諭す』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/386.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑮
日中150年戦争のルーツは中国が冊封体制によって属国としていた
『琉球王朝』(日中両方に朝貢していた)を明治維新 後に一方的に「琉球処分」して、日本が沖縄県に
編入したことが対立の発火点なのである。
中国が世界の中心であるという「中華思想」「冊封体制」韓国のこれに服属し
た『事大主義』対「西欧近代主義に転換した明治日本」との対立の構図である。
これが「壬午事変」(明治15年)「甲申事変」
(明治17年)とエスカレートして、「日清戦争」(明治27年)へと爆発する。
この三国関係の外円には西欧列強の英国、フランス、ロシア,アメリカ、ドイツ
が加わって中国、日本、朝鮮をターゲットに19世紀の帝国主義的領土、
経済利権の分捕り合戦、戦争が繰り広げられたわけである。
現在の日中韓の対立、紛争の発火点もここにある。
以下の記事を読むと、最近は全く頓挫しているが北朝鮮をめぐる 「5ヵ国協議」を思い出す。
1885(明治18)年1月13日英国紙『タイムズ』
「甲申事変の日中間の衝突をめぐるイギリス、アメリカ、
フランス,ロシアの外交駆け引き」
ttp://www.maesaka-toshiyuki.com/war/383.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』 ⑯
「壬午事変」(明治15年)「甲申事変」(明治17年)とエスカレートして、「日清戦争」
(明治27年)へと爆発する。
1885(明治18)年1月14日
上海英国紙「ノース・チャイナ・ヘラルド」
「朝鮮で起きた騒乱(甲申事変)」(仁川通信員記事)
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/380.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』 ⑰
1885(明治18)年1月15日、光緒10年甲申11月30日「申報」
『甲申事変の処理をめぐる日中外交の展開』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/377.htm
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』 ⑱
朝鮮で起きた反乱(甲申事変)は,
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%94%B3%E6%94%BF%E5%A4%89
<壬午事変>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AC%E5%8D%88%E4%BA%8B%E5%A4%89
1885(明治⒙)年6月26日「ノース・チャイナ・ヘラルド」
『中国の対朝鮮政策、ロシアも不凍港を求めて朝鮮を狙う』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/375.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』 ⑲
日中150年戦争のルーツは中国が冊封体制によって属国としていた
『琉球王朝』(日中両方に朝貢していた)を明治維新 後に一方的に「琉球処分」して、日本が沖縄県に編入したことが対立の発火点なのである。
これが「壬午事変」(明治15年)「甲申事変」
(明治17年)とエスカレートして、「日清戦争」(明治27年)へと爆発する。
この三国関係の外円には西欧列強の英国、フランス、ロシア,アメリカ、ドイツ
が加わって中国、日本、朝鮮をターゲットに19世紀の帝国主義的領土、
経済利権の分捕り合戦、戦争が繰り広げられた。
ロシアは不凍港を求めて、朝鮮に南下政策を強行しており、巨文島を狙った。
英国は待ったをかけて、いち早く占領し、ロシアの南下を阻止した。
結局、ロシアの朝鮮支配に危機感をもった日本が最終的に防衛戦争として
『日露戦争』に踏み切ったというのが正解である。
巨文島をめぐる軍事紛争を見ていると、130年たった現在の北朝鮮を めぐる危機、外交駆け引きとの類似性に驚く。
東アジアのバルカン半島がまさしく朝鮮半島なのである。
朝鮮で起きた反乱(甲申事変)は,
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%94%B3%E6%94%BF%E5%A4%89
巨文島事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E6%96%87%E5%B3%B6
1885(明治18)年7月2日光緒11年乙酉5月20日「申報」
『朝鮮・巨文島事件めぐる英国、清国、ロシアの紛争』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/372.html
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』
日中韓のパーセプションギャップの研究』⑳
1885(明治18)年7月17日「ノース・チャイナ・ヘラルド」
「朝鮮のなぞ-『ロシアの進出で、日本、中国との間
で深刻な争いが発生の可能性」
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