前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

世界リーダーパワー史(933)ー『ウォーターゲート事件をすっぱ抜いてニクソン大統領を辞任に追い込んだ著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が 今月11日に発売するの最新作「Fear;Trump in the White House」(恐怖─ホワイトハウスの中のトランプ)」の抜粋』★「トランプ大統領の無知な暴君、裸の王様の実態を完膚なきまでに暴露』

   

世界リーダーパワー史(933)

 著名米記者の「トランプ本」が暴露 「ノイローゼ状態」のホワイトハウス https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45417325

『ワシントン・ポスト』記者時代にウォーターゲート事件をすっぱ抜いてニクソン大統領を辞任に追い込んだ米国の著名なジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が 今月11日に発売する新著「Fear;Trump in the White House」(恐怖─ホワイトハウスの中のトランプ)」の中で、「トランプ大統領の無知な暴君、裸の王様の実態を完膚なきまでに克明に完全匿名を条件にした消息筋からの取材で明らかにしている。その抜粋を『ワシントン・ポスト』が報道している。

この抜粋を読んだだけで、その内容は無類に面白く、そして何万発という核兵器のボタンを握っている超大国アメリカの大統領の狂乱状態に振り回されている『ノイローゼ状態のホワイトハウス』の惨状に世界中の人々がゾッとする恐怖のスリラー物語にもなっている。

『アメリカ民主主義の崩壊とアメリカ政治の大混乱の悲劇』と「トランプ暴君の恐怖の喜劇」がまるで、第2次世界大戦中にチャップリン監督主演の「独裁者」(1940年、米国公開)でヒットラーの仮面をはがした、あの映画史上に残る最高傑作をほうふつさせる。各紙が報道する同書の抜粋を見てみるとーー

トランプ暴君スリラーコメディー➀

昨年4月、シリアのアサド政権が民間人に対し化学兵器を使用した際には、トランプ氏はマティス国防長官にアサド大統領の暗殺を要求した。トランプ氏は「あいつをぶち殺そう! 乗り込もうじゃないか。あいつらを大勢殺してやろう」と発言したとされる。マティス氏は賛同し「すぐに取りかかります」と応じたものの、電話を切った後、側近に対し、米国はシリアに対して「もっと慎重な」措置を講じると話し,アサド大統領を特定の標的としない限定的なミサイル攻撃を行った。その結果がシリアに対するあの通常の懲罰空爆だった。

トランプスリラーコメディー⓶

トランプ大統領は今年1月19日の米国家安全保障会議(NSC)で、在韓米軍に関し『なぜ巨額の費用がかかる朝鮮半島に駐留を続けているのか』と質問した。マティス国防長官は「第3次世界大戦を阻止するためです」と米軍のプレゼンスの重要性を説いたが、大統領はよく理解できなかったらしい。会合後、マティス長官は側近にトランプ氏は「行動も理解力も小学校5~6年生並みだ」、10~11歳程度だと漏らしたという。

トランプスリラーコメディー③

ジョン・ケリー大統領首席補佐官は他の職員らとの会話で、トランプ氏を「錯乱」した「間抜け」呼ばわりし、「彼を説得しようとするのは無意味だ。彼は常軌を逸してしまった。ここはクレージータウンだ。われわれがなぜここに居るのかさえ、私には分からない。これは私の人生最悪の仕事だ」と語ったという(AFP)

トランプスリラーコメディー④

また、ホワイトハウスの経済顧問である国家経済会議(NEC)委員長を務めていたコーン氏は昨年、もし大統領が署名したら米韓貿易協定の破棄につながりかねない大統領令を、トランプ氏の机の上からこっそり抜き出すことまでしたとされる。(AFP)

また、トランプ米大統領が昨年1月の就任直後、核問題を抱える北朝鮮への先制攻撃計画を策定するよう軍に指示し、軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長を慌てさせた、という。

 世界、日本メルトダウン(1021)ー「トランプ大統領40日の暴走/暴言運転により『2017年、世界は大波乱となるのか」①『エアーフォースワンはダッチロールを繰り返す。2月28日の施政方針演説では「非難攻撃をおさえて、若干軌道修正」、依然、視界不良、行き先未定、墜落リスクも高い①
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/23580.html

 

世界、日本メルトダウン(1027)ー 「トランプ大統領の暴走/暴言/ひとり芝居で 『エアーホースワンはダッチロールをくり返し、墜落寸前! 世界の大波乱より前に,覇権国米国の没落が 毎日のように報じられている、オーノー」④『トランプは張り子の虎、オバマケア廃止撤回までの最悪の一週間』★『「アメリカは70年間、衰退し続けている」——チョムスキーの視点』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/23976.html

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本メルトダウン( 975)―『トランプショックの行方!?』●『日本は孤立没落の危機!トランプ時代の世界はブロック化する』●『トランプ新大統領、中国には脅威と好機 経済的・地政学的には両面の影響がありそうだ』★『「悪夢」「ブレグジットよりひどい」 トランプ氏当選、世界に衝撃』●『トランプ政権で、対シリア政策はどうなるのか』◎『NYタイムズ、トランプ次期大統領の「公正な」報道を約束』◎『トランプ氏、大幅軍拡を宣言 対IS計画は「就任後に軍が策定」』

   日本メルトダウン( 975) —トランプショックの行方!? & …

『オンライン/死に方の美学講座』★『知的巨人たちの往生術から学ぶ②-中江兆民「(ガンを宣告されて)余は高々5,6ヵ月と思いしに、1年とは寿命の豊年なり。極めて悠久なり。一年半、諸君は短命といわん。短といわば十年も短なり、百年も短なり』

前坂俊之×「中江兆民」の検索結果 →69 件 #中江兆民 #大石正巳  …

no image
日本経営巨人伝⑦・若尾逸平ーー明治期の甲州財閥の巨頭・若尾逸平

  日本経営巨人伝⑦・若尾逸平   明治期の甲州財閥の巨頭・ …

no image
 日本リーダーパワー史(181)<百年前にアジア諸民族の師父と尊敬された犬養毅①>大アジア時代の先駆者

 日本リーダーパワー史(181)   <百年前にアジア諸民族の師父と尊 …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑯』『最新映画が描く米国対イスラム世界小史』『原発新設からすべての英国企業が撤退』

  『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑯』   ◎『最 …

no image
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」/「日本側が伝えた日英同盟へのプロセス」⑥ー『各元老から日英同盟への意見聴取で賛成』★『伊藤公の外遊真相』●『桂と外遊中の伊藤との間に対英対露方針に関して、はからずも意見の食い違いが露呈』

★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本側が伝えた日英同盟へのプロセス」 …

元国連事務次長・明石康氏が「終戦70年を語る」シリーズで「変貌する国際社会と日本の役割」をテーマに日本記者クラブで講演、記者会見動画(2/3,90分)

●<日本記者クラブ主催の「終戦70年、語る,問うシリーズ」の一環として 元国連事 …

no image
日本リーダーパワー史(259) 『明治の巨大国家プロジェクトを組み立て、日清、日露 戦争の勝利方程式を解いた川上操六(36)

日本リーダーパワー史(259)  『明治の巨大国家プロジェクトを組み立て、日清、 …

明日の台風7号の鎌倉稲村ケ崎ビッグサーフィンが楽しみだよ(23年8月9日)―この動画は台風2号通過後(6月3日)の稲村ケ崎サーフィンです。

明日の台風7号の鎌倉稲村ケ崎ビッグサーフィンが楽しみだよ(23年8月9日)―この …

no image
◎現代史の復習問題『日韓150年紛争の歴史はなぜ繰り返され続けるのか、そのルーツを検証するー「英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が報道した「日韓併合への道』の連載②(11回→20回まで)』

記事再録/日本リーダーパワー史(872)   「英タイムズ」「ニューヨ …