日本リーダーパワー史(489)<まとめ>明治維新から150年、明治の政治を動かした山県有朋論の原典を読む(鳥谷部春汀)
<まとめ>明治維新から150年、明治の政治を
動かした山県有朋の原典を読む
山県有朋は「富国強兵」をスローガンに①徴兵制②内閣制、内務省を壟断し山県閥(陸軍、内務省を支配)を形成、「元勲政治」に固執し、子分を次々に
首相にすえて、日本の近代化、民主化を遅らせた。官僚主導政治のルーツー山県
の政治スタイルを研究しなくては、停滞する日本政治の改革はできない。
前坂 俊之(ジャーナリスト)
著者::鳥谷部春汀著 | 発行年月:1909年01月
慶応元(1865)年生の鳥谷部春汀は、明治25(1892)年に島田三郎の招きで毎日新聞社に入社、
その後「報知新聞」主筆、総合雑誌「太陽」編集長などをつとめ、明治の中期から後期にかけて活躍した
ジャーナリスト。明治維新以来の元勲をはじめ各界の著名人の月旦(人物評論)は
「天下の絶品」と称えられた。
http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=70
2012/05/18
著者:伊藤痴遊著 | 発行年月:1935年08月
『政治家としてもたいした人物と思えない』『戦争でも実績のないのが元帥となり、陸軍を牛耳るように
なったのは不思議である」と伊藤は書いている。日本の不思議なトップリーダーの歴史は今も
延々と繰り返獲されている。
http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=16
◎『長州閥井上馨、山県有朋と藤田組の汚職スキャンダル』(明治27年)
著者:「帝国議会雄弁史」より、 | 発行年月:1925年04月
『元勲政商の結託』(明治27年第6議会)のタイトルで、『此の醜事実を見よ』と明治27年5月22日の
衆議院で斎藤桂(注・木へんでなく王へん)次がきびしく追及した質問の内容。(46P-84P)
登場人物は井上馨、山県有朋、伊藤博文、藤田伝三郎、藤田組、山城屋、中の梧一、藤田組偽札事件である。
http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=12
◎「明治のトップリーダーは国難とどう戦ったのかー
山県有朋、児玉源太郎の原典伝記を読んで『日露戦争』
を当事者の苦悩とともに学ぶ
http://www.japanesemission.com/detail/1178
◎<まとめ「廃藩置県」ー日本史最大の行政改革は山県有朋が申し
出ると、西郷隆盛の一言ものとで決定した。即断即決に学べ。
http://www.japanesemission.com/detail/1161
◎「日本リーダーパワー史(261)『山県有朋―『日本陸軍の父』は
九つもの庭園を作ったガーデニアン!』
http://maesaka-toshiyuki.com/top/detail/1326
●「国葬になった総理大臣で、最も不人気だった山県有朋
http://www.toshiyukimaesaka.com/wordpress/?p=1754
関連記事
-
-
『F国際ビジネスマンのワールドー・ウオッチ㊴』● 『日本球界は先発投手の球数管理を厳格に」(ニューヨークタイムズ1/22)
『F国際ビジネスマンのワールドー・ウオッチ㊴』  …
-
-
『Z世代のための日中韓外交史講座』㉑」★『憲政の神様・尾崎咢堂の語る「対中国・韓国論②」の講義⑩尾崎行雄の「支那(中国)滅亡論」を読む(上)(1901年(明治34)11月「中央公論」掲載)』
2013/07/07 日本リーダーパワー史(392)記事再編集 前坂 俊之(ジャ …
-
-
日露300年戦争(3)『露寇(ろこう)事件とは何か』―『普通の教科書では明治維新(1868年)の発端をペリーの黒船来航から書き起こしている。 しかし、ロシアの方がアメリカよりも100年も前から、日本に通商・開国を求めてやってきた』
『元寇の役』に継ぐ対外戦争『露寇事件とは何か」 普通の教科書で …
-
-
日本メルトダウン・カウントダウンへ(899)「消費増税再延期」「消費増税再延期」の最大の問題点は 『先きに延ばせば』状況は果たして良くなるのか、 この答えは誰もがわかるが『答えはノー』である。
日本メルトダウン・カウントダウンへ(899) 「消費増税再延期」の最大の問題点 …
-
-
日本リーダーパワー史(817)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス㉜『日本史決定的瞬間の児玉源太郎の決断力④』★『児玉参謀次長でさえ、元老会議や閣議から除外されることが多かったので、軍部は国策決定の成否を知り得なかった。』★『児玉参謀次長に日露外交交渉の詳細が知らされなかった日本外交の拙劣ぶり』
日本リーダーパワー史(817)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した …
-
-
日露300年戦争(5)『露寇(ろこう)事件とは何か』★『第2次訪日使節・レザノフは「日本は武力をもっての開国する以外に手段はない」と皇帝に上奏、部下に攻撃を命じた』
結局、幕府側の交渉役の土井利厚生https://ja.wikipedia.o …
-
-
日本リーダーパワー史(757 )―『トランプの政策顧問で対中強硬派のピーター・ナヴァロ氏「米中もし戦わば」(戦争の地政学、文芸春秋社刊)を読む」●「米中対話は不可能である」の結論は「日中韓朝対話も不可能であった」に通じる。」★「明治以降の日中韓朝150年戦争史は『エスノセントイズム」「パーセプション」「コミュニケーション」『歴史認識」のギャップから生まれ、『話せばわかるが、話してもわからないことが わかった!」、ならばどうするのか、難問を解かねばならない。
日本リーダーパワー史(757 ) トランプの政策顧問で対中強硬派の …
-
-
『リーダーシップの日本世界近現代史』(299)★『国家危機管理としての新型コロナウイルス対策、東京オリンピック開催中止問題を考える➂」★『歴史的教訓①ー約100年前の関東大震災直撃の際には「総理大臣」はいなかった』★『昭和史の教訓②国大といえども戦いを好む時は必ず滅び、(令和)天下安しといえども戦を忘るる時は必ず危うし(水野広徳)』』
2011/04/06 / 日本リーダーパワー史(137)記 …
-
-
日本リーダーパワー史(765)ー『今回の金正男暗殺事件を見ると、130年前の「朝鮮独立党の金玉均らをバックアップして裏切られた結果、「脱亜論」へと一転した 福沢諭吉の理由がよくわかる②』★『金玉均や朝鮮独立党のメンバーを族誅(罪三族に及ぶ)して、 家族、親族、一族の幼児まで惨殺、処刑した。福沢は社説『朝鮮独立党の処刑』と題して、過酷、苛烈な処刑を野蛮国と激しく批判した』
日本リーダーパワー史(765) 今回の金正男暗殺事件 …
-
-
日本リーダーパワー史(57)「算数さえできない大バカ者・・」と陸軍をきびしく批判した山本五十六海軍次官③
日本リーダーパワー史(57) 「算数さえできない大バカ者・・」と陸軍を批判した …
