『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』⑲★『コロナパニックなど吹き飛ばせ』★『10年前の鎌倉沖は豊饒の海だった』「釣れない・恋れない・釣りバカ日記③」 ★ 『自然に帰れ』―母なる海に抱かれて、魚と戯れる、また楽しからずや」 『鎌倉沖プライベート・シーで、同窓会ラブを思い出したよ』
「釣れない・恋れない・釣りバカ日記③」
前坂 俊之(カヌー釣りバカ30年)
前回6月12日から数えてなナント3週間も行かなかった。

この間、エキサイティングで、ミラクルなイベントが連続して全く釣りどころじゃなかったよ。故郷で何と55年ぶりの小学校の同窓会が開かれたのじゃ。それにWカップでの日本の大健闘、本田君の活躍が重なって夜も眠れな。おまけに、わしはドクターストップでカヌー禁止となって三重苦の囚人で、家の中に監禁状態よ。
55年のぶりの同窓会!?など20,30、40歳代だって若いヤツには想像を絶するじやろうな、でもね、元気で長生きすると神様はこんな素敵なプレゼントをして下さるんですよ。
1956(昭和31)年、小学校卒の仲間が半分以上も集まりました。「老人会」じゃないよ。「初々しい少年、少女の会」そのもの、感動と涙と心ときめくご対面、ご対面、再会に、こころは躍り、ワクワクドキドキ、一度に思春期にタイムマシーンで舞い戻ったね。
小学校時代、まわりは野原がいっぱいあった。川にも魚があふれていた。勉強などそっちのけで毎日、昆虫採集と魚釣りにあけくれたガキ友たちと、胸キュンでときめいていた純情可憐なファーストラバーの彼女、今思い出すと、悪ガキでよくイタズラをしては泣かした彼女、ごめんね、・・・、そしてなつかしき先生4人、90才で元気に車を運転して駆けつけたと言うから心底、脱帽、最敬礼の人生の老師だね。それに幼馴染の坊主頭の男の子、おかっぱの女の子たち、なつかしさ,ミラクルでいっぱいじゃった。

感激、ミラクル・・思い出せなかった面々も会うと同時に55年前のビデオが突然、頭の中でよみがえって回りはじめたよ。高齢化という時間の残酷さ以上にそれを超越した人間の美しさ、成熟、すばらしさが気持いっぱいにふくらみ、顔のしわも白髪も、老いも年輪もすべてが美しく、切なく感じましたね。感動と生きていた喜びをいっぱいもらいましたよ。
まるで映画「シネマパラダイス」や「マジソン郡の橋」(1995)やジャック・ニコルソン主演の映画「恋愛適齢期」(2003年)を見ているようなロマンティックな気分にたっぷり浸りました。その余韻は今も続いているよ。
「センチメンタルジャーニー」、戦前の映画「舞踏会の手帳」の心境だね。こんな気持ちは若者には理解できんじゃろうが、君たちだって年をとればだんだん、わかってくるよ。若いとか、年取っているとかは、実際そんなに関係ないってことが、同じ時間という大河の上流にいるか、ゴールの河口近くにいるかの違いだけさ、川の流れのような時間のスピードは老いも若きも人類みな平等。だから、時間を無駄にはできないのよ。年をとることは高い山に登るように周囲がどんどん変わり、たくさんみえてくるということだね。
人間何せ、年を取るのも、、死ぬのも初めての経験だからね。年取ると、こんな心境になるんだね、とよくわかる。シルバー世代はやれ健康だ、病気だ、薬だ、年金が少ない、などなどすぐに悲観的、ブルーにならずに、たまには大海原にカヌーでちょっと出てみなさいよ。風景が一変するよ。また、時には同窓会(小・中・高校)を開いて彼女たち(今の女性は男性よりよほど元気が合ってキレイだね)の顔でも拝んで、昔のセーラー服のかわいい姿を思い描けば、よほどトキメイいて元気一杯、二杯、三杯のバイキングとなるよ。ホント、
やってみなはれ〈サントリ創業者・鳥井伸信治郎のくちぐせ〉で、
「鯉こくが元気になって身体にきくように、恋こそ長生の秘訣だよ」ともいってるよ。
[子供を魚を買いにやらせるよりも、魚の釣り方を教えるのが教育」と昔、小学生時代に、おやじから瀬戸内海に毎週のように一緒に舟で釣りに行ったが、オヤジは勉強よりも手に職をつけたかったじゃろうな。カヌーフィッシングをはじめて30年、その通りと感謝してるよ・・
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カヌーフィッシングスタート遅れる

この写真はコイワシのなぶらが大きな魚に狙われて海面を飛び跳ねて大運動会の真っ最中
こんなバカな懐メロにふけっていて、これまた出発が遅れてしまったよ。
3日午前5時過ぎに材木座海岸から川越名人と2人でこぎだした。空は既に明るい。初夏、海開きもすんで、海の家が材木座、由比ヶ浜海岸のあちこちに見える。Tシャツ、半パンでカヤックに乗り、すいすいこぎ出した。無風、分厚い雲、海はおだやか無波だが、曇天でうす暗い。あちこちに子イワシの大きなナブラの黒い塊がざわつきながら移動している。
「先週、黄金アジの丸まると太った40センチほどのやつを5匹もあげたというポイントにいこう」との川越名人の話で、小坪の沖合、水深15メートルほどで流してみる。
いきなり、「アナゴじゃ」との川越の叫び声、確かに、濁りが入った7月はアナゴもこのあたりでよく釣れる。「再び、アナゴじゃ。こっちにこいよ、よくつれるぞ」というので、いってみるととアナゴではなく、カサゴじゃ。まあまあのが2つ。またきた、竿先が大きくしなっている。今日は川越名人についている。今度上がったのはカワハギ25センチほど。キスの仕掛けにカワハギがどんどん食ってくる。秋口ではなく、産卵後のこの時分にはよくあること。続けて、3匹釣ったね。
いきなり、「アナゴじゃ」との川越の叫び声、確かに、濁りが入った7月はアナゴもこのあたりでよく釣れる。「再び、アナゴじゃ。こっちにこいよ、よくつれるぞ」というので、いってみるととアナゴではなく、カサゴじゃ。まあまあのが2つ。またきた、竿先が大きくしなっている。今日は川越名人についている。今度上がったのはカワハギ25センチほど。キスの仕掛けにカワハギがどんどん食ってくる。秋口ではなく、産卵後のこの時分にはよくあること。続けて、3匹釣ったね。
こちとらはサビキで5本バリでその黄金アジをねらう。もう、たしか、4年ほど前だが、40センチ以上のスゴイ大物が此の先で、6月ごろに爆釣したことがあったね。半端な引きではない。竿先がいきなり海中に突き刺さるほどで、一度経験すると病みつきになるしろもの。
しかし何度流しても、潮が流れないので係留しているのと変わりはないが、ピくともせん。周囲はこれまでにナブラ見たことがないほどの大運動会。10,20メートルほどのイワシの大群があちこちに固まっては群泳している。黒い海面のその部分だけが一層黒く盛り上がり、ざわざわと動き、イワシの目玉と銀色の背が海面から何千、何万と一つ目銀色小僧のように盛り上がって、ゲゲゲの鬼太郎のようなユニークな海の姿を見せつける。イワシの大合唱の声を知っているかい。「ザワザワー」「ジャジャ」「ザーザー、ジャワジャワ、ザザッー」という波を一斉に泳ぐジャズのような音が静寂に包まれた海面に通底するんだ。
カヌーのまわりにいくつも、巨大なゲゲゲのイワシ太郎たちが20メートル以上もの帯状の波となって、黒く盛り上がる一つ目銀色イワシ小僧の大軍団が、わしをあざ笑うかのようにまわりで運動会ごっこ、鬼ごっこときたもんだ。こんな生命のほとばしる躍動感に満ちた光景ははじめてみたよ。
この写真を何とか紹介しようと四苦八苦して、釣りどころではない。
この写真を何とか紹介しようと四苦八苦して、釣りどころではない。
カヌ釣りは最高じゃ。海の壮大なドラマ、魚の営みをこんなに間近かに観察しながら、オカズのおこぼれ、それもたくさんあずかれるなんて、カヌーフィッシング以外にはありませんよ。海の上を腕自転車よろしくこいで、水面と一体化して魚とすぐ友達になれるよ。
「みんなもやってみなはれ」〈サントリ創業者・鳥井伸信治郎のくちぐせ〉―天国の気分だよ。
モーターボートを買うほどの金もかからん、いつでも、どこからでも出せる。釣りの竿やリールの道具だってフリーターでも何回かバイトをすると数千円で安く手にはいるよ。
最後は回りじゅうウジャウジャにイワシが遊びにやってきたが、これがまたアミコマセをいくらまいても食い気がないのか、全く釣れぬ。時たまサビキに1,2匹。大型のサバも、黄金アジもどこにいったのやら、お出ましなしじゃ。こんなにイワシだらけなのにね・・・自然はかんたんにはいかんのじゃ。だから面白い。
「釣りとは釣れないもの。恋とは恋(つ)れないもの、釣れないほど、魚へのラブは高まるのじゃ」「恋も同じ。恋(つれ)れなくされるほど、ふりむいてくれないほど愛は高まるよ」―
釣りは恋愛なり、死ぬまで母なる海に抱かれて、カヌーのゆりかごで揺られて、目をつぶり「ファーストラバーの彼女」の顔を思い浮かべながら、昼寝ならぬ朝夢を見ておった。
本日の結論ー自然に親しむことが結局、元気にかえる秘訣だよね、自然から生まれたホモサピエンスとしての人類はもともと狩猟採集生活を送っていたので

、カヌー釣りは本源的な行為。ガソリン船、モーターボートはダメ。そして、ホモサピエンス、哺乳類としての人類は母なる自然を愛し、人を愛し、子供を愛し、異性、同性を愛し、夫婦を愛して、動物、植物、生物多様性を愛し、地域集団を形成するのも愛によって、「地球そのものを愛する」これ以外にはありえないね。
この愛とコミュニケーションの欠如、自然性からの遊離こそ現代のすべての問題の根本にある。あのオレの大好きなジャン・ジャック・ルソーは「自然に帰れ」なんて言ったっけな・・・そんな妄想をたくましくして、ルソーよろしく「孤独な海の散歩者の夢想」をしていると・・・・突然、遠方の海岸がわしの眠りを覚ましたよ。
「こちらは材木座海水浴場からのお知らせです」と大きなマイクの声。ハットして時計をみると午前9時。終わりだ。
最後の一投を放りこんで、かたづけていると、いきなり竿がグイッと突っ込みあがった。これは「デカイぞ・・」とゆっくりリールを巻くと、2度3度竿が海中に持ち込まれて、切られないかと心配になってきたよ。やっと姿をあらわしたのは40センチ近い太ったゴマサバだ。やはり、海を愛する者には、最後にはプレゼントをくれるんですね。超やさしいね。
「海から愛をこめて」(フロム・シー・ウイズ・ラブ)―
湘南のシルバーに「元気になるカヌーフィッシング」と、同窓会の開催を提案したいね。教えるよ。
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