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=『First day of Spring in KAMAKURA SEA』の『老人と海』=『春近し』『目玉パっちりの大メバルの歓迎会じゃ』

   

=『First day of Spring in KAMAKURA SEA』の『老人と海』=『カヌーフィッシング』―『春近し』『目玉パっちりの大メバルの歓迎会じゃ』
 前坂 俊之
    (ジャーナリスト)
 
正月以来、連日大寒波もやっとおわったのか。
2月3日、東京・湘南は一挙に5度ほど上がり、寒波は一段落、最低3度から最高15度のポカポカ陽気になったね。

超、ウレシイー。

早速、鎌倉材木座、由比ヶ浜の海岸を散歩したのじゃ。

暖かい、海はキラキラ輝くき、ワカメが砂浜に打ち上げられている。

『春近し』-『立春』-

海岸には養殖ワカメが太陽をいっぱい受けて干してある。思わず「春-るがきた、春―が来た。

どこに来きた、海に来た、浜にきた、鎌倉にいち早くきた」

と大声で口ずさんだのじゃ-年取ると子供にかえる。童謡、唱歌がよく出てくる。

春が近いのじゃ。子供のように心ウキウキうれしいね。 

 

テナワケデ、

5日は鉄人・川越ちゃんと1ヵ月ぶりにゆっくり午前9時から、

いつものように鎌倉材木座から『カヌーフィッシング』にお出ましじゃ。

2月1日からこのあたり湘南の海はイワシメバルの解禁よね。

 
昔、といっても10年ほど前にはドングリ目の可愛い黒メバルちゃんが、

葉山、逗子、鎌倉の岩礁、海藻の茂った浅場のうみで、よく上がったものじゃ。

イワシなどなくてもジャリメ、アオイソで十分なのよ。「ガツガツーー、ググー」

と一挙にやわらかいキス竿先を絞り込む。この強烈な引きは全く応えられないね。

やみつきになるよ。メバルちゃんに感謝じゃ。お前さんは食べても最高に旨いしね。

 
ところがじゃ、

この春告魚のメバル君もこの5年ほどはめっきり減ってしまった。

第一、メバル、カサゴなどのすみかの海藻、岩場が目に見えて、

減っており、磯焼けがひどい。海の砂漠化、カヌーから見える

水深5-10mほどの海底も砂地になって、白く見えるところが

大幅に増えた。

 
 
小坪沖で川越ちゃんは係留して、カワハギをねらう。

エサが毎回なくなるのでカワハギの残留部隊がいることは間違いない。

「においはすれでも姿は見えぬ、ほんにお前は屁のような」―全く当たりが分からぬ。上げたら餌取り。この忍者のカワハギを、

 
さすがカワハギ名人の川越ちゃんは次々にひっかける。
 
こちらは鎌倉沖の岩場をゆっくりメバルをキビナゴ、アオイソのエサでながすが、

全く反応なし、釣れたのはタケノハベラ1匹のみ。

仕方ない。

沖にいって、砂地をながしてホウボウ、サバ、ヒラメ狙いに転向する。

海はなぎ、風もなし、暖かい。春の太陽がキラキラ海に反射してユリカゴじゃね。

「釣れなくてもよし」

「釣れればなおよし」

「春の海でうつらうつらじゃ」-

カヌーで身体を伸ばして、お天とうさまよありがとうよ、と紫外線を顔いっぱいに受けて、ワシの美顔が破壊されようと、

シミができようとどうでもよいのじゃ、アランドロンの『太陽がいっぱい』状態で、そのうち昼寝してグウグウじゃ。

 
30分音沙汰なし。よいのじゃよいのじゃ・

逗子マリーナ沖約1キロをゆっくり流す。

5本バリのサビキ竿でオキアミのコマセをまいて、キビナゴ、アオイソのエサ。

今日もダメだね。釣れなくてよし。『海上散手』5000手、腕ふり、腹筋トレーニングに切り替える。

 
99歳の可愛い詩人おばあちゃんの『心に貯金するの・・』

とかなんとかのベストセラーの詩があったな。

これと同じ、

『海上でパドルをこいで腕と、腹筋の筋肉貯金1万回するのじゃ、

そうすれば1年は長生きするといわけよ。

テナコトをあれこれ、

ムニャムニャア、ガムをクチャクチャ、

青空をウトウト眺めていると、いきなりサオが90度に曲がり、

海中に突っ込んだ。オイオイなんじゃ。「ヒラメくんかよ・・」とゆっくり巻くが、強烈に突っ込む。

胸わくわく、白いものが10メートルほどでキラットみえたが、サバじゃ。横になった大サバ30㎝をこえておった。

寒サバは旨いし、これでよいのじゃ。
 
12時半となる。風が出てくる。きょうはこれで終わり、

川越ちゃんの所に引っ返すと、なんとカワハギを5匹も釣っておった。

さすがじゃね。カワハギもいるところにはこのようにかたまっているのよ。

 
帰りがけに最後のアオイソを3本はりにつけて流しておったのじゃ。

すると、

海はやさしいね。最後には決まって何かおみやげをくれる。

それもビッグプレゼント、今年は春から縁起がいいよ。

竿がガガタガタなって、

待望の黒メバルがいい引きでご対面よ。上がったのは、お目

目ぱっちりのでっぷり太った黒メバル27センチもあった。

 
夜は早速、おいしい黒メバルの煮つけを食べたのよ。この秘伝を伝授するよ。
 

何といっても釣りたての新鮮なメバルが一番、

これに、しょうゆに、みりん、酒を準備。

お湯ではらわたの中、血のりがないようにきれいにとって

おく。これをしていないと、魚臭さがとれない。

最初は中火で、15分はフタを絶対に開けないことだね。この煮汁をご飯にかけて、

メバルの身をご飯の上にかけて、

『メバル丼』にすると、これまた絶品だよ、天丼の比ではない。

釣り人には最高のぜいたくだよ、一度やってみなはれ!。

 
 
 
 
 

 - 湘南海山ぶらぶら日記 , ,

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