世界/日本リーダーパワー史(899)-『コミー前FBI長官の回顧録「A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership」(4/17刊行)が発売前から全米ベストセラーに』★『トランプはニューヨークのマフィアのボスの態度そっくりで、ボスへの忠誠心が組織の絶対の掟、最低の大統領だ!』★「解任好き」の大統領はロシア疑惑の特別検察官もクビにするのではないか」
世界/日本リーダーパワー史(899)
ジェームズ・コミー前FBI長官の回顧録「A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership」(「より高き忠誠:真実と嘘とリーダーシップ」、304ページ、邦題未定、全米では、現地時間4月17日火曜日に初版85万部で刊行予定)の本が、発売前からアマゾンのランキングで第1位を続けている。
https://forbesjapan.com/articles/detail/20663/2/1/1
「ニューヨークタイムズ」がその内容の一部を報道しているが、トランプ大統領が就任早々、彼がかつてモスクワのホテルのスイートルームで複数の売春婦と同衾に及んだというスキャンダル報道について、コミー氏を呼んで「ノックダウンせよ(撃ち落とせ)」と命令したとか、
コミー氏がかつてニューヨークで検挙したマフィアのボスの態度そっくりで、ボスへの忠誠心が、組織の絶対の掟となっている」とトランプを最低の大統領と酷評した。
トランプ暴君も早速ツイッターで猛反撃、「嘘つき、お墨付きの暴露屋、ほら吹き」と罵倒するなど、いつものやくざのケンカ、「仁義なき戦い」編である。
「解任好き」トランプはロシア疑惑の特別検察官もクビにするのではないか。
ニューズウイーク(4月11日)によると、FBIがトランプ大統領の顧問弁護士の関係先を捜索したこと憤慨したトランプ氏は大統領はロシアゲート事件の担当者モラー特別検察官の解任を検討している、といわれる。
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-russia-idJPKBN1HI09Q
ホワイトハウス法律顧問の2人がモラー特別検察官を解任すれば司法妨害で起訴される可能性が高まる、ローゼンスタイン司法副長官にモラー氏解任を命じるためには「正当な理由」が必要だと説明しているものの、効果はほとんど見られないという
この件についてはすでに、3月22日にトランプ米大統領の個人弁護団のトップであるジョン・ダウド氏が辞任している。
辞任の理由はトランプ氏が19日にトランプの疑惑否定のジョセフ・ディジェノバ氏を新たに弁護団に加えたことへの反発です。
トランプ氏はもともとモラー特別検察官を解任したがっており、堪忍袋の緒を切って「お前はクビだ」と怒鳴りたいのでしょうが、そうすればいよいよ弾劾裁判を招き「自ら墓穴を掘る」ことがわからないのでしょう。
http://jp.wsj.com/articles/SB10376223459405434294104584156601712053832
モラーの捜査チームはフェアでプロフェッショナルな仕事ぶりだったとの評判です。与党の共和党にはモラー検察官を擁護する声が多い。トランプが本気でモラーを解任したら、政治的な泥仕合になり、中間選挙で共和党の敗北、自らの弾劾裁判への道のエスカレータに上ることになるのではないか、
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9941.php
関連記事
-
百歳終末学入門(175)『2025年問題とは団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類史上初の『超・超高齢社会』、つまり2025年は日本終末物語<日本の死>は8年後に迫っている。それなのに『この恐ろしい現実』を 見て見ぬふりの先延ばし』
2017年7月27日の厚労省の発表では二〇一六年の日本人の平均寿命 …
-
『リーダーシップの日本近現代史』(308)★関 牧翁の言葉「よく生きることは、よく死ぬこと」★『一休さんの遣偈は勇ましい』★『明治の三舟とよばれた勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟の坐禅』
関 牧翁のことば「よく生きることは、よく死ぬこと」 関牧翁(せき ぼくおう、19 …
-
『 オンラインW杯カタール大会講座 ①』★『<ドーハの悲劇>から<ドーハの奇跡>へ、ドイツに2-1の逆転勝利』★『第2戦は1-0でコスタリカに敗北し、再び天国から地獄へ』★『スペイン戦が運命の一戦になる!』
『 オンラインW杯カタール大会講座① 』(11月23日→27日) …
-
『Z世代のための明治大発展の国家参謀・杉山茂丸の国難突破力講⑫』★『杉山の「バカとアホウの壁」解説②」★『約三千人の宮女に家の中で駈けっこをさせたいと「阿房宮」(長さ百里)を作ったのが「阿房(あほう)の語源』
明治末期の今の時代には、権力者や富豪の前へ出ても、違った事にも頭を下げ、「ご無理 …
-
日本リーダーパワー史(423)『日中韓150年対立史⑨「ニューヨーク・タイムズ」は中国が 侵略という「台湾出兵」をどう報道したか②
日本リーダーパワー史(423) ―『各国新聞からみた東 …
-
日本リーダーパワー史(459)「敬天愛人ー民主的革命家としての「西郷隆盛」論ー中野正剛(「戦時宰相論」の講演録①
日本リーダーパワー史(459) 「敬天愛人ー民主的革命家としての「西 …
-
◎<タイ駐在の若きM国際ビジネスマンのアジアレポート➀>『タイの経済/生活ぶりは・・大卒の初任給が20,000バーツ/月。約7万円です』★『日産Note(小型車)で70万バーツ。月給よりも高いスマートフォンもこちらでは当然、生活必需品で、皆、ムリして買っています』
<タイ駐在の若き国際ビジネスマンのアジアレポート➀> 野水弘 …
-
『オンライン講座・日本戦争外交史②』★『日露戦争・ポーツマス講和会議②―戦争で勝って外交で敗れた日本』★『今も外交力不足の日本が続いている」★『樺太はこうしてロシアにとられた。ロシアの恫喝・強権・フェイク外交に騙されるな』
第ゼロ次世界大戦としての「日露戦争」 前坂俊之(ジャ-ナリスト) 会議はほぼ一カ …
-
日本リーダーパワー史(124)辛亥革命百年(26) 犬養木堂の『孫文の思い出』ー(東京が中国革命の策源地となった)
日本リーダーパワー史(124) 辛亥革命百年(26)犬養木堂の『孫文の思い出』 …