前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(827)『明治裏面史』 ★『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス㊶』★<記事再録>『日清戦争では世界中の大半が、中国の勝利を予想。イタリアに最初にわたった日本女性・ラクーザお玉 (最初の女流画家)はお百度参りして日本の勝利を祈願した。 ところが、いざ開戦すると連戦連勝に本人もイタリア人もびっくり仰天!』

   

 日本リーダーパワー史(827)『明治裏面史』

★『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、

リスク管理 、インテリジェンス㊶』

 

<記事再録>

2014/10/03  『「申報」からみた「日中韓150年戦争史」

日中韓のパーセプションギャップの研究(番外編)』(67)

日清戦争では世界中の大半が、中国の勝利を予想。イタリアに最初にわたった日本女性・ラクーザお玉

(最初の女流画家)はお百度参りして日本の勝利を祈願した。

ところが、いざ開戦すると連戦連勝に本人もイタリア人もびっくり仰天!

 

 日本の美術学校創設者の一人ヴィソチェソツオ・ラグーザ美校教授は

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83 %81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83 %BB%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B6

 

在職六年ののち、日本娘・清原玉(一八六一-一九三九)=ラグーザ玉

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B6%E7%8E%89

をともなって1882年(明治15)に故国イタリーのシシリー島バレルモ市に帰った。

結婚してエレオノラと名のったお玉は、1894(明治27)年に日清戦争がはじまったとき33歳、渡伊以来12年、女流画家として名をあらわしていた。

「知人の、どこへ参りましても、日清戦争になれば『きっと日本が負けるだろう』と申していました。

まずそれが当時においては、世界どの国でも立てられていた予想だったのでしょうが、私としてほそう言われるのが残念でたまりません。それで朝早くから起きては、戦勝の祈願をいたしました。

じっのところを申せば、私は結婚いたしましたときから、カトリック教徒になったわけでございます。そしてカトリック教では、偶像崇拝と申しまして、ほかの神仏を祈願することを何より忌むのです。

それは私も百も承知でございましたが、いざ、日本の戦いの大勝利を祈るという段になると、イエス様、マリヤ様ではどうもぴったりと胸に落ちつきませぬ。

そこで第一がお伊勢様。-それからは八幡様、お富士様、香取鹿島様、水天官様、観音様、毘沙門様など、神仏混合で、思い出せる限りの、ありとあらゆる神様、仏様に、一心をこめてお祈りいたしました。

ところがどうでしょう。来る報知も、来る報知も、日本の連戦連勝を報じているではありませんか。

そのころは、いまのように通信機関が完備しておりませぬから、イタリーの新聞には、三、四ヵ月目に一度位ずつしか詳報は伝わらなかったと覚えておりますが、それが載った朝は、平常は見向きもしない小新聞まで買い集めて、みんな眼を通し、それでも飽き足りないで、詳しく書いてある新聞の記事は、三度でも五度でも読み返しました。

日清戦争で日本政府がイタリアから買った軍艦、「日清」「春日」が活躍し、お玉の周りの人も大喜びしたという。

あの小さな日本が、こんなにも強いのかと思うと嬉しくてたまらず、東洋地図を開いては日本の図面の上に、何度接吻したもりかわかりません。

戦勝国民のありがたさは、ちょっと買物に出ましても肩身が広く、『奥さん、おめでとうございます』 と、会う人ごとに挨拶をかけられたものです。」(木村毅編『ラグーザ玉自叙伝』一九三九年)

戦争が終わったとき、ラグーザ家では盛大な戦勝祝賀の晩餐会を開いた。ラグーザ玉はロには出さなかったが、招待した客たちに、どんなものだと言ってやりたい気でいっぱいだった。

彼女は、シシリー島の一端で、ひとり日本を代表し、心の中で戦争に参加していたのである。

 

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本メルダウン脱出法(642)「歴史無知の安倍お友達内閣と自民党の面々が近衛戦時内閣の『日中・日米外交の失敗』を再び繰り返すのか

日本メルダウン脱出はこれでは無理か!?(642) 「安倍お友達内閣と自民党の歴史 …

no image
日本敗戦史(43)「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』の内幕<ガラパゴス日本『死に至る病』②

  日本敗戦史(43) 「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』の …

no image
人気記事再録<21世紀の新アジア・グローバル主義のリーダーをめざせ>●『 アジアが世界の中心となる今こそ,100年前に <アジア諸民族の師父と尊敬された大アジア主義者・犬養毅(木堂)から学ぼう』

2014/03/30     2015/01/21 日本リーダーパワー史(488 …

no image
『日中韓150年戦争史年表』-『超大国・英国、ロシアの侵攻で「日中韓」の運命は? ―リスク管理の差が「日本の興隆」と「中・韓の亡国」を招いた』

日中韓150年戦争史年表 超大国・英国、ロシアの侵攻で「日中韓」の運命は? ―リ …

no image
日本リーダーパワー史(146)国難リテラシー・『大日本帝国最期の日』(敗戦の日) 陸軍省・参謀本部はどう行動したのか④

 日本リーダーパワー史(146)   国難リテラシー・『大日本帝国最期 …

no image
日本メルトダウン,カウントダウン(905)「舛添問題は金にケチな人格などではない。 政治家に一番必要な『危機管理能力」の全くない東大(無灯台)組が 『無防備都市・TOKYO」のトップに居座っていること」★『政府は約3千億円を つぎ込み熊本地震まで38年間の『 巨大地震』の予知に全部失敗した<ロバート・ゲラー東京大学理学系教授の 正論>』

  日本メルトダウン,カウントダウン(905) ①舛添問題は金にケチな人格などで …

日本ローカル線の動画ぶらり旅①』ー岡山県津山市の津山城に向かう』★『津山駅と駅前広場から旧津山藩の鶴山城へぶらり、街並み拝見しながら』(動画20分)

  津山城はこうしてできた。 http://www.tsuyama-k

no image
東海大学国際教育センターのアブドーラ准教授の「イスラム社会からみた日本人人質事件」などについての記者会見90分動画(2/4)、

  <東海大学国際教育センターのアルモーメン・アブドーラ准教授(日本語日本文学博 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(142)再録★『異文化コミュニケーションの難しさ― 「中華思想」×『恨の文化』⇔『ガマン文化』の対立、ギャップ➃『『感情的』か、論理的か』★『中国の漢民族中心の「中華思想」華夷秩序体制)」 ×韓国の『恨の文化』(被害妄想、自虐 と怨念の民族的な情緒)⇔日本の『恥の文化』『ガマン文化』 『和の文化』のネジレとギャップが大きすぎる』

2014/06/17  /月刊誌『公評』7月号の記事再録 中国の漢民族 …

no image
<最強の外交官・金子堅太郎⑧>『外交の極致―ル大統領の私邸に招かれ、親友づきあい、トイレを案内してもらった日本人!』

<日本最強の外交官・金子堅太郎⑧>  ―「坂の上の雲の真実」ー 『外交 …