★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1054)>『ロシアゲート事件の議会調査で解任されたコミーFBI前長官が証言』★『落合信彦氏「トランプはFBIに追われ大統領職を放り出す」』●『 目の前に迫ったトランプ退任、ペンス大統領就任 予算教書で明らかになった”まさか”の無知無能ぶり』
2017/06/15
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1054)>
コミーFBI長官はなぜ解任されたのですか
(A)「かつて出演したテレビ番組で『おまえはクビだ!!』が決めセリフだったトランプ大統領は5月9日、連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官(56)を突然、解任した。クリントン元国務長官のメール問題で、訴追を一旦、見送りながら、選挙投票直前に捜査を再開すると発表し、このためにクリントンは落選したといわれる行動を問題視しての解任だった。」
この解任劇は『ロシアゲート』と呼ばれ『ウオーターゲート事件』の再来として問題化し、司法妨害の有無を捜査する特別検察官が任命されて大統領弾劾事件に発展した。
トランプ大統領は米国憲政史上唯一、在職中に辞任に追い込まれたニクソン大統領と同じ運命をたどるのかどうか。お騒がせトランプ・スキャンダル劇場の第2幕の幕開けというわけです」。
(B)「突然、解任されたFBI.・コミー長官にも、寝耳に水だったと、いわれます。本人はロサンゼルスでFBI職員らへの訓示中に、近くにあるテレビのニュース速報で知った。最初は何かの“ドッキリ”だと思い、笑っていたが、慌てた部下が事実だと確認すると、訓示を止めて別室へ立ち去ったという。(CNN「米国史に残る権力乱用」5月11日)」
FBI長官の任期は10年。それが4年目で解任されてしまったコミー氏は、実はトげ―トランプが大統領選で勝利できたのは『彼のおかげ』といわれるほどの大恩人だったので、これはホントのドッキリ劇場ですね(笑)。」
(C)「その大恩人をなぜくびにしたのか、というと、コミ―氏は『ヒラリーのメール問題の捜査を再開する』と発表したのは昨年10月28日。大統領選挙(11月8日)のわずか10日前のことです。この結果、ヒラリーの支持率は下がり、トランプの勝利につながった、といわれた。
当初、勝つとみられていたヒラリーは、『負けたのはコミーのせいだ』と怒りをぶちまけた。一方、トランプは大いに喜び、コミー氏を持ち上げてその勇気を称賛した、のです。
このため、トランプは大統領就任直前の今年1月6日、コミー氏に「留任」を依頼して、コミー氏もFBI長官の留任を受諾した。ところがこの蜜月関係が、4ゕ月後には一転して、ヒラリーの再捜査問題を理由にクビにするのは矛盾している、とメディアも民主党も大騒ぎ。トランプ自身の『ロシアゲート』隠しとして追及されているわけです」
(A)「結局、就任後の4か月間にコミーとトランプの間に何があったのか。
トランプは大統領就任後の1月27日、コミー氏に会い、自分への忠誠を誓うよう求めたが、コミー氏はそれを拒否した、という。
さらにトランプは、夕食の席と2回の電話の計3回にわたり、自分が捜査対象になっていないかどうかをコミーに確認し、捜査対象ではないと言わせた、という。捜査の独立性を尊重するはずの大統領が、コミーに個人的な忠誠を求めたのです。
続いてコミー氏は3月20日、下院情報特別委員会では、「トランプの選挙陣営とロシア政府の関係について、昨年7月から捜査している」と語った。さらに解任される直前、「ロシアの選挙介入疑惑」捜査を進めるために、「予算増」を要求したという。
また、コミーは、マイケル・フリン前国家安全保障担当大統領補佐官とロシア側の関係をめぐる捜査を打ち切るよう大統領から求められたことをメモに残している、という」。
(B)「コミー前長官がロシアゲート事件の上院情報特別委員会公聴会(6月8日)に提出した証言内容の書面の骨子が前日に同委員会から発表された。この中でコミー氏は、トランプ大統領からフリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対する捜査の中止を要請されたと明言した。また、トランプ氏は合計9回コミー氏と一対一で会話し繰り返し「忠誠」を求めるなどしたという。具体的な2人のやり取りは
➀1月6日の会合でトランプ大統領個人を「捜査の対象ではない」といった。
②1月27日、2人のホワイトハウスの夕食会で大統領は「忠誠が必要だ」「忠誠を期待する」といわれた。
③2月14日、大統領が執務室で、フリン前大統領補佐官の捜査を「手放してほしい」といい、捜査中止を要求されたと感じた。
④3月30日、大統領から電話でロシア疑惑捜査の「暗雲を取り払ってほしい」といわれ、さらに大統領個人を捜査していない「事実を公にする必要がある」と要請された。
⑤4月11日 電話で忠誠を確認されたー
などというものです」。
(A)「その6月8日の公聴会の質疑で注目されたやりとりのポイントを紹介すると、次のようになる。
(質問-大統領はフリン氏追及をやめるよう指示はしていないのか)「言葉にはしていない」
(質問―言葉にしていないということか)「命令ではない」
(質問―指示と受け止めたが、大統領はそうはいっていないのか。)「その通りだ」
( 質問―なぜ解任されたと思うか)「確かなことは分からない。大統領の発言によると、ロシア関連の捜査のせいだ。私の(捜査の)進め方が、彼に望ましくない圧力を作り出していると感じたようだ」
(質問―大統領が忠誠を誓えと言ったと証言しているが、ホワイトハウスは否定している。一どちらを信じるべきなのか)
「証言の全体を見るべきだ。なぜ大統領は司法長官ら全員を執務室から追い出して私とだけ話そうとしたのか。捜査官としてこれは非常に大事な事実だ」
(日経6月10日朝刊)
この公聴会の終了後に、共和党は「トランプは捜査対象ではないこと、捜査を邪魔しなかったことが証明された」との声明をだした。一方、民主党は「トランプは米国民にウソをつき、司法妨害で捜査される可能性がはっきりした」と正反対の声明を出し、対立がより激化した。
「ロシアゲート」の追及はより激しさを増し、政治的混乱は長期化する見通しとなった。今後のトランプ政権の経済成長戦略、大型減税、オバマケア―の見直しなどの主要政策はこの事件の解明によって軒並み停滞する情勢となっています。」
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トランプ政権100日の評価」
行動が予測できない“危険な“大統領
http://www.genron-npo.net/society/archives/6599.html?gclid=CjwKEAjwvYPKBRCYr5GLgNCJ_jsSJABqwfw7TOgc2YTQkeEY0n-d-1kgSSr4gtW-URNRGlt5td9qPhoCIsDw_wcB
落合信彦氏「トランプはFBIに追われ大統領職を放り出す」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170613-00000020-pseven-int
目の前に迫ったトランプ退任、ペンス大統領就任
予算教書で明らかになった“まさか“の無知無能ぶり
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50269
<どこの国も権力者(大統領、首相ら)の茶坊主の口にすることは、次のワンフレーズ!>
「お仕えできて感謝します」 トランプ政権幹部たち
http://www.bbc.com/japanese/video-40269855
民主党議員200人がトランプ大統領を集団提訴 「利益相反は違憲」と主張
http://www.sankei.com/world/news/170615/wor1706150006-n1.html
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