前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(706)安倍首相は『日露領土交渉』で再び失敗を繰り返してはならない。<安倍多動性外交症候群ー『日中外交』「北朝鮮外交』 「日韓外交」に次いで、3度目の外交敗戦はないか。

      2016/05/26

日本リーダーパワー史(706)

安倍首相は『日露領土交渉』で再び失敗を繰り返し

てはならない①

<安倍多動性外交症候群ー『日中外交』「北朝鮮外交』

「日韓外交」に次いで、3度目の外交敗戦はないか

  • 安倍首相は登場した段階から『地球儀外交』「価値観外交」を唱えてすでに地球を何周も回り、プーチン大統領との会談は実に13回目となる。この「とても相性がいい」関係、親密な関係をテコに2人が在任中に懸案を解決したいという。ただし、外交とは国益と国益の熾烈なせめぎ合いケンカであり、友人同士の仲の良い話し合いとはわけが違う。
  • 安倍外交(日本外交)は何度もあって、首脳同士お互い知ったたうえでの『話し合い外交』「援助・小切手外交」「にこにこ外交」「朝貢外交」だが、一方、ロシア外交は『植民地獲得膨張ユーラシア大陸制覇戦争外交500年』の歴史があり、その間「帝国主義恫喝外交」「戦争外交」を続けて、超大国・覇権国家にのし上がった、今は『崩壊途上国家」だが、日本とはまるで正反対の国なのである。
  • 明治以来の『日露関係』を見ると、樺太・千島条約で日本領土をかすみとられ、ロシアの清国、朝鮮侵略の危機意識から日露戦争が勃発、その後も緊張対立関係は解けず、1945年の終戦1週間前の日ソ不可侵条約の一方的破棄により、北方領土も不法に強奪した、150年の背信を忘れてはならない。政治的、外交的にも最も信頼できない国であり、外交敗北してきた国であり、ロシアのDNAはこの歴史体質をいまだに引き継いでいることを忘れてはならない。。
  • 今回も安倍首相は連続4回もロシアに飛んで「来日」を懇願する異常さで「エネルギー開発やロシア極東地域の産業振興など経済を中心とした8項目の協力計画」のお土産を提示する「朝貢外交」で、一方、プーチンは『領土問題では一切,言質を与えず、飛んで火にいる夏の虫よろしく、シベリア開発、天然ガスの輸出などへの日本の経済、技術援助がほしいだけの見え見えなのに、なんと安倍外交、日本外交は『対中国』『対韓国』をけん制るためだけの拙劣外交なのか.腹の中では嗤っていることであろう。

領土交渉「新アプローチ」提案 日本の対ロ融和に欧米懸念

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201605/CK2016050802000102.html

ソチ会談で動き出す日露関係 —領土と経済の「抱き合わせ販売」

http://www.nippon.com/ja/currents/d00221/

再登板プーチン大統領の発言に乗る危うさhttp://www.nippon.com/ja/genre/politics/l00023/

パイプラインは日ロの架け橋となるか?

両国にメリットがあるサハリンからの天然ガス輸送

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46761

あす日露首脳会談 北方領土問題の進展は?

http://www.news24.jp/articles/2016/05/05/04329417.html

日露首脳会談 「新アプローチ」で打開可能か

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160507-OYT1T50163.html?from=yartcl_blist

地球を俯瞰する安倍外交―谷内正太郎内閣官房参与インタビュー(2)http://www.nippon.com/ja/currents/d00090/

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『オンライン講座/今、日本に必要なのは有能な外交官、タフネゴシエーター』★『日本最強の外交官・金子堅太郎のインテジェンス➅』★『シベリア鉄道のおどろくべき秘密』●『ドイツ皇帝からの親書を金子が読む、大統領は親友だから見せないが、話すよ』●『日本海海戦勝利にル大統領 は大喜びして、熊皮を明治天皇に プレゼントした』

       2017/06/25&nb …

no image
日本メルトダウン(908)『イギリス「EU離脱」もし実現すれば世界経済はどうなる?』●『もし第3次世界大戦が起こったら』●『伊勢志摩サミットの「配偶者プログラム」はとにかく最悪』●『そもそもトランプはなぜ大統領を目指すのか? 背筋がゾッとする、並外れた攻撃性を持つナルシスト』

 日本メルトダウン(908) イギリス「EU離脱」もし実現すれば世界経済はどうな …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(11) 日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読む。日本最強の陸奥外交力④『陸奥が徹底したこだわった宗属関係の謎とはー』李朝は、宗主国「清朝」の代表的属国。 朝鮮国王は、清国皇帝の奴隷のまた奴隷である。

日中北朝鮮150年戦争史(11)  日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読む。 …

no image
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』㉛ 「日本人のよくその職務に勤(いそ)しむを論ず」(明治20年12月)

   『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 日中 …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』★『わがメモアールーイスラエルとの出会い、Wailing Wall , Western Wall 』(嘆きの壁)レポート(1)

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』  『F国際ビジネス …

no image
『オンライン/山本五十六のインテリジェンス、リーダーシップ論』★『2021年は真珠湾攻撃(1941年)から80年目、日米戦争から米中戦争に発展するのか!』

  山本五十六×前坂俊之=山本五十六」の検索結果 85 件 &nbsp …

no image
日中韓近代史の復習問題/『現在の米中・米朝・日韓の対立のルーツ』★『よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1つとなった東学党の乱についての現地レポート』(イザベラ・バード著「朝鮮紀行」)★『北朝鮮の人権弾圧腐敗、ならずもの国家はかわらず』

  よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1 …

『オンライン/今年は真珠湾攻撃から80年目。新聞と戦争を考える講座』★『小磯内閣のメディア政策と大本営の実態』★『新聞も兵器なり』との信念を堅持して、報道報国のために挺身したすべて新聞』★『戦う新聞人、新聞社は兵器工場へ』★『大本営発表(ウソと誇大発表の代名詞)以外は書けなくなった新聞の死んだ日』

  『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉝総理大臣を入れない「大本営」、決断 …

no image
日本リーダーパワー史(209)ー太平洋戦争敗戦時の畑俊六陸相(A級戦犯)の「国民に詫びる」

日本リーダーパワー史(209)     <政治家・官僚・リー …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(38)ー『沖縄密約文書「廃棄の可能性」不可解な「無いものは無い」判決』

池田龍夫のマスコミ時評(38)   『沖縄密約文書「廃棄の可能性」不可 …