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『リーダーシップの日本近現代史』(151)再録★-『名門「東芝」の150年歴史は「名門」から「迷門」「瞑門」へ」●『墓銘碑』経営の鬼・土光敏夫の経営行動指針100語に学べ』★『日本老舗企業にとって明日はわが身の教訓、戒語です』

   

 

     2017/02/15/日本リーダーパワー史(759)記事再録

名門「東芝」の150年歴史に幕ー「名門」から「迷門」、「瞑門」へ

墓銘碑』経営の鬼・土光敏夫のモーレツ経営行動指針100語に学べ

 

(1)すべてにバイタリティを

(2)社員は三倍働け、重役は十倍働く

(3)幹部は偉い人ではなく、つらい人だと知れ

(4)常に将来へのビジョンを描いておけ。それが人々に希望を植えつける

(5)経営に活気をみなぎらせるために幹部がなさねばならぬことは、ビジョ

   ンを明示し、目標を高く掲げることである

(6)全社員が共通の価値観で結ばれること、これこそ期待される会社像だ

(7)当社が日本の一角にあるとの観念を一激せよ。国境を意識するな

(8)一九七〇年代の社員像は「変化に挑戦しうる人」である

(9)組織は上下のひな壇ではなく丸い円と考えよ

10)組織をいかに変更するかよりも、組織をいかに活動させるかを考えよ。

    そのカギは各人の中にある

11)組織にチャレンジ・レスポンスでゆさぶりを与えよ。動かない水は腐る

12)真に生きた組織とは相互信頼が形成された組織である

13)相互信頼を本物にするために、まず自分自身が他から「信頼される人」

になろうと努めよ。信頼を相手に要求してはならない

14)組織活動にとって「自分は聞いていない」「だれかがやってくれるだろう」

という二つのことばほど危険なものはない

15)トップは百パーセント職責権限を委譲し、しかもトップに百パーセント

   職責権限が残る

16)上からの権限委譲には、下は責任完遂で応えよ

17)権限をフルに行使せよ。責任とは権限を全部使いきることだ

18)権力は捨て去り、権威は集めよ

19)権限がなくてもサービスはできる。それが尊い

20)コミュニケーションの電離層を排除せよ。自分が犯人ではないかと反省せよ

21)「社長いわく……」のオウム返しは不可。各段階で阻噂しながら下へ流せ

22)顔を見たらコミュニケーションを行なえ。廊下の行きずりでも書類一枚分ぐらいの連絡はできる

23)部下のもつ情報が上司のもつ情報と等しくなるぐらい密着したコミュニケーションをやれ

24)会議では論争せよ。会議には一人で田よ。会議では全員発言せよ。会議

      は一時間単位でやれ。会議は立ったままやれ

25)ルールはルールとして重んぜよ。ルールが悪ければルールを改める勇気をもて

26)問題を見つけ問題を作りだせ。問題がなくなったとき組織は死滅する                        

27)問題を掘り起こし体当りせよ。摩擦を恐れるな。頭がよくても問題や摩擦を避けていては組織は動かぬ

28)「見(けん)の目」には問題はみえない。問題は「観(かん)の目」でみつけだせ

29 )意思決定は最後には勇気の問題に帰着する。幹部は勇気をもて

30)考えるより当たれ。体当りによって生きたアイディアが生まれる

31)いったん計画したものは万難を排して完成させよ。その中で人間形成ができる

32)危険を避けるな。失敗を恐れるな

33)できない、むり、むずかしい、という先入主を払いのけよ。問題への態度かすべてを決する

34)やるべきことが決まったならば執念をもってとことんまで押しっめよ。問題は能力の限界ではなく執念の欠如である

35)六〇点主義で速決せよ。決断はタイムリーになせ。決めるべきときに決めぬのは度しがたい失敗だ

36)成功は次の成功への呼び水とせよ。失敗は次の成功への足がかりとせよ

37)成果があがったから報告するのではなく、よく報告するから逆に成果もあがってくる

38)人は早く高度の仕事につけるほど伸びる公算が大きい。仕事は重課主義でゆけ

39)仕事の報酬は仕事である。そんな働きがいある仕事をみんながもてるようにせよ

40)人はシリーズにでなくパラレルに使え

41)能力があるから地位につけるのでなく、地位につけて能力を発揮させよ

42)人はいつも不足ぎみにしておけ。そうでなければ人は育たぬ

43)人間の能力には大きな差はない。あるとすればそれは根性の差だ

44)人はその長所のみとらば可なり。短所を知るを要せず

45)人の評価はその時点時点で見直しを行なえ。人は変わりうるものである

46)一人の上位者の判断が、一人の人間の一生を左右することがあってはならない

47)有能な部下をかかえて放せぬ者は、無能といわれてもしかたがない

48)上司がその椅子にしがみついていたら部下は育たない。自分はいつでも転出できるように後継者を育てよ

49)管理者はまず自分自身を管理せよ。そうすれば部下を管理する必要も減

50)部下に強いる前に、まず自らが体得せよ。部下に浸透しないのは、自らが体得していないからだ

51)幹部は裸になって部下に接せよ。権力意識を取り除け

52)もっと部下に近づけ。声をかけよ。盆栽でも一番よいこやしは、持主が毎朝息を吹きかけることだ

53)リーダーシップは上へ向かっても発揮せよ

54)動機づけは部下に対してだけでなく同僚上長に対してもやれ

55)幹部はときどき現場を歩け。歩くことによって物がはっきりみえてくる

56)部下は上長を呼びだせ。ラインはスタッフを使いこなせ

57)部下は上司のうしろ姿を学ぶ。上司が真剣に仕事に打ち込むことが最上の教育になる

58)ほめるべきときにはほめ、しからねばならぬときにはしかれ。ほめもしかりもしない管理者は度しがたい

59)スぺシャリストを養成せよ。専門職に権威をつけよ

60)現場のことは現場にまかせよ。現場出身のフォアマンがどんどんマネジャーに上ってくるようにならねばならぬ

(61)女性社員の心の真の底はやる気じゅうぶんである。そのやる気を引っぼりだせ。

     引っぱり出す役割は男性社員の側にある

(62)教育はチャンスにしかすぎない。これを生かすも殺すも本人しだいだ

(63)技術屋は事務系の勉強をせよ。事務屋は技術系の勉強をせよ

(64)穴を深く掘るには幅がいる

(65)杉林は一本一本の木の相互矯正によってまっすぐ高くそびえる。切磋琢磨せよ

(66)会社全体が「システム」という概念を体得せよ

(67)管理者はシステム・マインドを体得し、すべてにシステムでアプローチせよ

(68)今までは「能率」を高めることでやってこれた。これからは「効率」をよくすることを考えよ

(69)合理化は改善よりもまず除去することから始めよ

(70)人間には人間らしい仕事をさせよ。そのために機械がある

(71)コストダウンは生産だけの問題ではない。これからのコストダウンは営業から始まる

(72)常に「ほかのやり方はないか」を考えよ。それを関係部門が共同でやれ

(73)書類に依存する事務体制から離脱せよ。書類はいくら積み上げても業績とはなんの関係もない

(74)実績が予算をはるかにオーバーするのは、幹部の予算作成の見識のなさを示すものだ

(75)技術開発は背番号走法からマイへース走法に切り替えよ

(76)研究所は一九八〇年のカレンダーをつるせ

(77)営業幹部は前線にはりつけ

(78)販売部門は売るだけが能ではない。技術製造部門に新製品をどんどん注

               文せよ

(79)本部は前線を振り向かせるな。前線は前に進むためにある

(80)販売第一線は自社製晶のメリットを感じよ。メリットよりデメリットを強く感ずるくせをなくせよ

(81)貸金を低く押えようとする努力からは会社の繁栄は生まれない

(82)「貸上げは生擁性向上の範囲内で」ではなく「賃上げを上回る生産性向上を」と考えよ

(83)労使に利害の対立はつきものだ。この対立が前向きになるか否かは、労使が一つの共通の土俵に

          立つかどうかによって決まる

(84)わかっていてもやらないのは、わかっていないのと同じだ。やっても成果がでないのは、やらないのと同じだ

(85)棒高飛びのバーは常に上げられてゆく。これを越えねば競争場内より去らねばならぬ

(86)自分の立場よりも相手の立場で考えよ。そのことによって正しい行動が生まれる

(87)人は説教では動かぬが、自らが実行すれば動きだす

(88)顧みて他を言うなかれ、議論は常に前向きであれ

(89)下事には通じていなくてもよいが、下情には通じていなければならぬ

(90)社内の人間の顔をたてるよりも、社外への会社の顔をつぶさぬことを考えよ

(91)サラブレッドは生活力に劣るが、野ネズミは知恵が発達している

(92)社内では「よろしくお願いします」ということばを禁句にせよ

(93)中央への、上司への敬語過剰を排せ

(94)家を出るときには、今日は何をやるのだと、意欲をもって出社せよ

(95)「明日にしよう」と言わないで、今日のことは今日やっておけ。明日はまた明日やるべきことがある

(96)小市民的思想は捨てよ。仕事と生活は両立させるのだ

(97)会社での八時間を懸命に働くのは、あたりまえである。あたりまえでないのは、

       会社が終わってからの時間をどう過ごすかである

(98)健全なる身体は健全なる精神に宿る

(99)面壁一生

(100)日に新たに、日々に新たなり

 

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究, IT・マスコミ論

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