前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『 地球の未来/世界の明日はどうなる』< 世界、日本メルトダウン(1042)>『トランプ大統領の就任100日間(4/29日)が突破した』④『朝鮮半島有事の『米中北』のチキンレースの行方はーー 金正恩がレッドラインを超えた7つの大罪』★『ここまで、事態を悪化させた中国の「ダブルスタンダード」』●『北朝鮮の石炭輸出、200分の1に激減 中国が購入停止』★『北朝鮮のミサイル発射を失敗させた米国7つの手口』●『  中国は中朝同盟を破棄できるか?』

   

 『 地球の未来/世界の明日はどうなる』

< 世界、日本メルトダウン(1042)>

『トランプ大統領の就任100日間(4/29日)が突破した』④

朝鮮半島有事の『米中北』のチキンレースの行方はーー

金正恩がレッドラインを超えた7つの罪とは・・

 

(A)『一線(レッドライン)を越えた北朝鮮「ならず者国家」金正恩とトランプの『場外乱闘』『首切作戦』が始まるのかどうか、「第2次朝鮮戦争』の再発かと世界は緊張したわけですが、朝鮮半島問題のデッドロックに乗り上げた経緯を知らなければ、今後を予測することはできませんよ。

 

(B)「そのために、金正恩の5年間の暴走、核開発にまい進し朝鮮半島有事の危険レベルに達したのか、振り返ると、―――

➀今年3月6日、北朝鮮が日本海に向けて4発のミサイルを発射、3発は日本の排他的経済水城(EEZ)内に落ちたが、標的は「在日米軍基地」と明言した。

②5年間の金正恩体制下で弾道ミサイル発射実験は70回、核実験は3回。金正日時代をはるかに上回る。ICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発と核弾頭の小型化が進み、今すぐというわけではないが、危機的な状況が迫っている。

③今年2月に異母兄・金正男を致死性の高い神経剤ⅤⅩで殺害、党大会でⅤⅩやサリン、マスタードガスなどの化学兵器を五千トンも保有していると公言した。

④金正日時代にはまだ、外交交渉や対話で話し合う余地を残していた。金正日ははるかに危険で、交渉によって自発的に核兵器を手放なせることはもはや不可能。

⑤さらに、韓国内の政治的混乱が、最悪のタイミングで起きた。朴槿恵大統領の罷免、告発で韓国政界は激変し、5月9日投票の大統領選挙で北朝鮮に対して融和的な左派系の政権の「共に民主党」の文在寅前代表が誕生する可能性が高まった。―などです、」

 

一方、ここまで、事態を悪化させた中国の「ダブルスタンダード」

 

(A)『国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会専門家パネルが最近公表した報告書』によると、中国は国連安保理で北朝鮮への制裁決議に次々と賛成しながら、制裁措置を積極的に実施せず、かげで着実に制裁実施の引き延ばしを図っていることが暴露されています。例えば、昨年3月の安保理制裁決議での北朝鮮の石炭輸出の原則禁止に対し、中国は「民生目的」という例外規定を利用して取引を続行するなど、安保理の制裁は事実上、骨抜きにした。

昨年2月7日に発射された弾道ミサイル部品は12年12月に発射されたミサイルの英国製圧力電送器と、同じモデルが使用されていた。12年時点で台湾の中間業者が北朝鮮に納入していたが、16年時点では北京に本社を置く中国の業者から購入した。

このように中国の北朝鮮救済網の大元締めは、パン・システムズなどのフロント企業を運営する北朝鮮の国防委員会偵察総局(スパイ、謀略の元締め)で、手口が高度化した結果、制裁逃れの規模と範囲、巧妙さが増しているのです」

 

(A)「また、中国の金融機関の闇ネットワークが北朝鮮の制裁逃れを助けて、安保理決議の制裁対象となっている北朝鮮の大同信用銀行(DCB)は中国の大連、丹東、藩陽で、今でも営業を継続している。中国側が同行の支配権を確立した」

 

(C)「確かにその通りなのでしょうが、中国側の主張にも一理ありますよ。習近平は金正恩をきらっており、首脳会談も拒否している。かつての中北同盟は空文化しており、北朝鮮への実質的な影響力も低下して、金正恩の跳ね上がりに、中国側が手を焼いているのも事実です。

北の核開発基地は中国と160キロしか離れていない。中国が受ける被害がどれだけ大きいか分かることだ。中国は対話で何とか平和裏に解決しようとしているが、アメリカがTHAADを配備したことで、中露に宣戦布告したも同然だ。第2次朝鮮戦争になれば、韓国、日本へも甚大な犠牲と被害をもたらすーと警告するのです」

 

北朝鮮問題を抱えても中国の膨張を許さないトランプ

中国にぶつけてきた不満はなくならない

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49916

 

北朝鮮の石炭輸出、200分の1に激減 中国が購入停止

http://www.asahi.com/articles/ASK564F32K56UHBI00Q.html

 

トランプの北朝鮮威嚇で中国が高笑いの理由

北朝鮮をどんな形でもコントロールできる中国

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49912

 

中国は中朝同盟を破棄できるか?

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7541.php

 

アメリカが北朝鮮を攻撃したときの中国の出方 ── 環球時報を読み解く

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7494.php

 

北朝鮮のミサイル発射を失敗させた米国7つの手口

クローズ系のネットワークでもサイバー攻撃は難しくない

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49836

北朝鮮メディア「正義の対テロ打撃戦が開始された」…米韓情報機関を非難

http://dailynk.jp/archives/88235

 

 - 健康長寿

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『世界サッカー戦国史』➈『ガラパゴス/ジャパン/サッカーの未来を開く』★『日本人監督にして科学的トレーニングを強化する』

『世界サッカー戦国史』➈ 日本サッカーの強化法―科学的トレーニングの必要性 前坂 …

no image
日本メルトダウン(911)『英EU離脱で「英連邦」が超巨大経済圏として出現』●『中国が西側の制度や価値観に寄り添うと考えるのは「幻想」』●『イチロー42歳がMLBでヒットを量産するのは、どれだけ凄いことか』●『[FT]人工知能の業務ソフトが生産性革命を生む』

  日本メルトダウン(911)   英EU離脱で「英連邦」が超巨大経済 …

no image
知的巨人の百歳学(156)/記事再録/『東洋一のビール王・宣伝王・馬越恭平(78歳)ー『心配しても心痛するな』★『元気、勇気、長生き、腹のおちつきーの<四気〉がいずれの事業を行うにしても必要で、これこそすべての原点』

日本経営巨人伝⑪東洋一のビール王・宣伝王・馬越恭平『心配しても心痛するな』 &n …

『地球環境異変で鎌倉湾も10年でこんなに変わったという釣り話。今は磯焼けでカジメが減少、釣れませんわ』』=『First day of Spring in KAMAKURA SEA』の『老人と海』=『春近し』『目玉パっちりの大メバルの歓迎会じゃ』

東日本大震災の1か月前の2011/02/05 の記事再録  &nbsp …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(60)記事再録/『高橋是清の国難突破力②』★『「明治のリーダー・高橋是清(蔵相5回、首相)は「小さな 政治の知恵はないが、国家の大局を考え、絶対にものを恐れない人」 (賀屋興宣の評)

  2013/11/11    …

no image
百歳学入門(29)『女性センテナリアンからの百歳名言』ー宇野千代 『死なないような気がするんですよ』

百歳学入門(29) 『女性センテナリアンからの百歳名言④   前坂 俊 …

no image
百歳学入門(59)三井物産初代社長、『千利休以来の大茶人』益田 孝(90歳) 「鈍翁」となって、鋭く生きて早死により鈍根で長生き

百歳学入門(59)   三井物産初代社長、『千利休以来の大茶人』鈍翁  …

no image
★「コロナ騒ぎの外出自粛令で、自宅で閉じこもっている人のためにお勧めする<面白い人物伝>★<超高齢社会>創造力は老人となると衰えるのか<創造力は年齢に関係なし>『 ダビンチから音楽家、カントまで天才が傑作をモノにした年齢はいずれも晩年』★『 ラッセルは97歳まで活躍したぞ』

  <創造力は年齢に関係なし、世界の天才の年齢調べは> 前坂 俊之 ( …

no image
「オンライン/外国人労働者の受け入れ問題講座』ー『政府はこれまでの方針を大転換し、外国人労働者を受け入れの入管難民法案を提出、2019年4月からは14業種で計約4万人を受け入れる』★『日米戦争の引き金になった「排日移民法」、大正時代に米国カルフォルニア州の日本人移民と現地の白人住民の間で生活、宗教、経済観念などの摩擦、対立がおこり「米国に同化できない民族だ」として1913年に「排日移民法」が成立した』

    2018/11/14 記事転載 日本リーダ …

『Z世代のための  百歳学入門』★『日本超高齢者社会の過去から現在の歴史②』★『80年前までは人生わずか50年だった日本』★『創造力は年齢に関係なし、世界の天才老人、夭折の天才少年の年齢調べ』

 百歳学に学ぶ健康長寿 前坂俊之(静岡県立大学名誉教授) 昭和最高のジ …