前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(47)『日本のメルトダウンを止める』<◎敗戦を自覚し、将来の日本の30年後をにらみリーダーを子供の時から養成する>

   

速報(47)『日本のメルトダウンを止める』

◎敗戦を自覚し、将来の日本の20年、30年後をにらみリーダーを
子供の時から養成すること>
 
前坂 俊之(ジャーナリスト)

●『原発:津波で炉心損傷想定…経産省所管独法、07年度から』
<毎日新聞 2011年5月15日 2時32分>
 
『日本の未来―ベテラン国際ビジネスマンのコメント』
 
<20年、30年後をにらみリーダーの子供の時からの養成を行うこと>。
 
幕張メッセ近くのアウトレットパークに、家族サービスで出掛けましたが、土曜日ですが、人出が少なく閑散とし、足許の個人消費の不調を裏付けています。液状化被害に未だ慄いているのでしょうか。

今回の原発問題から否応なく気がつかされている事は、次のことです。
やるべき人が、やるべき事をやらない、または実力不足でやれない」「上司が自らの本分を脇にやり、やるべきではない事を、勝手にやっている、或いは、自らの本分をスッカリ忘れている、または、本分を教わっていない

 
保身と自己弁護、利己的行動中心で、利他的に成れず、リーダー倫理喪失の状況にある
「特に、最悪事態の回避の為には己を犠牲にして、身を挺して、結果良ければ全て良しの精神で取り組む自己責任の局面にもかかわらず、他人の決断と行動を待っている場面が多い」
 
原発問題を追究して行くと、
1)対象、課題、問題の難易度に応じた、当事者能力のある人材選定が行われていない、つまり適切な人事ー採用と配置ーが行われていない
2)任命された当事者が、自らの使命、具体的な職掌、職務・責任範囲、職務怠慢時のリスク管理、職務不履行時の賞罰、関係組織間上下左右との連携プレイの確認等などをやっていない。と云う事に気が付かされます。
 
結局、元々危機対応の人事は視野からすっ飛んでいます。拝命後の一週間、沈思黙考と行動誓約も足りません。
 
この1)、2)は、結局、一国の総理、所轄大臣、電力会社の会長、社長というようなトップリーダーの仕事(指導責任)ですが、彼等の構想力、危機想像力、個々の人材力の掌握不足で現状は目も当てられない状況です。頭の構造が、骨の髄まで日本ローカリズムで富国強兵の延長です。行け行けどんどんのみ。
 
本題の、2007年に炉心損傷想定の報告があってもこの体たらくです。
 
国家、産業界、官界等々、の各セクターのリーダーは、常に世界的視野で考え、行動できる人、欧米流の思考回路で先ず検証できる事、その後日本流との比較で何方が良いかが選択出来る人でないと今後も悲劇?喜劇が繰り返されると思います。
 
リーダーと倫理に関する、幼少時からの再教育、待った無しです。』
 
●『Japanese Reactor Damage Is Worse Than Expected

(ニューヨーク・タイムズBy HIROKO TABUCHI and MATTHEW L. WALDPublished: May 12, 2011
コメント『これが常識なのでしょうが、重大ニュースはNYTLATでは即刻流していますね。1号機の格納容器までスカスカの状態、どうやって水漏れを止め、垂れ流しから除染・循環システムへと造り変えて行くのでしょうか?
 Katsumata
shimizuも、自分が作った電気を使うのは自国、日本人だけだから、外国、外国人は関係ない、利害関係はないと心から思っているのでは?
 
原子力の本質は国際問題ですね、この二人は未だ、日本原子力村の中を彷徨し、国際原子力村の一員として、今は世界から糾弾される張本人との意識は希薄?では思われます。
この人たちのCSR、顧客は日本、日本人のみです。経産省の云うことを聞く奴を重用する愚を改め、日本の電力会社の幹部も文字通り国際人を起用、しがらみをここでも断ち切れる人材が待ったなしです』

●『孫社長が菅首相を激励 自然エネルギー推進で意見交換』
<産経2011.5.15 00:54
 
「孫氏は、太陽光発電など自然エネルギー推進の重要性を指摘。浜岡原発停止の首相判断について「歴史的英断だ」とたたえ、「嵐のど真ん中で船長を代えられても困る。ぶれずにがんばってください」と激励した。首相は「大変元気をいただいた。再生可能エネルギーについて懸命に取り組みたい」と語った。」
 

 - 現代史研究 , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『Z世代のための百歳学入門』(229)-『 ルノアールの愛弟子の洋画家・梅原龍三郎(97)の人生訓と遺書』★『「一流のものを見よ、旨いものを食べよ、生き生きと仕事をせよ」』★『「葬式無用、弔問、供物いずれも固辞。生者は死者のために煩わされるべからず』

  2018/05/27  『百歳学入門』(229 …

『オンラインクイズ・日本最初の告別式はこれだ?』★『日本で最初の民主主主義者・中江兆民告別式』での大石正巳のあいさつ全文

    2009/07/15日本風狂人伝⑳ 『中江 …

no image
日本リーダーパワー史(866)『2018年の世界、日本はどうなる』★『2018年に予防戦争に踏み切ると死者は日韓米で約140万人だが、問題を先送りしてもいずれ「偶発的核戦争」が起こり、5倍の犠牲者がでる、結論は予防戦争に踏み切る』★『一度も民主主義を経験していない中国の先進国化はありえない』

  2018年の世界、日本はどうなるのか。 『英エコノミスト誌』(20 …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(29)★現代史復習、記事再録『外国の新聞が報道した120年前の日清戦争の「三国干渉」の内幕と【腐敗した清国軍の実態】ー南シナ海紛争と同じ中国人民軍の実態!

  日中北朝鮮150年戦争史(29) ◎『外国の新聞、ロシア紙「ノーヴォエ・ヴレ …

no image
『忘れ去られた近現代史の復習問題』―『日清戦争の引き金の1つとなった『明治19年の長崎清国水兵事件とは何か』

  『忘れ去られた近現代史の復習問題』― 日清戦争の引き金の1つとなった『明治1 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(329 )ー 『危機管理を忘れた国は崩壊するのが歴史法則』★『ペリー黒船来航の情報に対応できず、徳川幕府崩壊へ』★『阿蘭陀風説書でオランダ国王から黒船来航予告にまともに対応せず、 猜疑心と怯惰のために,あたら時間を無駄 にすごした」(勝海舟)』★

       2017/12/ …

no image
速報(375)『日本のメルトダウン』『緊急ビデオ座談会ー安倍政権は土壇場の絶望政治を現実路線に転換できるのか』

速報(375)『日本のメルトダウン』 <安倍政権の誕生,スタートへ> &nbsp …

『世界史を変えるウクライナ・ゼレンスキー大統領の平和スピーチ』★日本を救った金子堅太郎のルーズベルト米大統領、米国民への説得スピーチ」★

    2017/06/23 &nbsp …

no image
日本敗戦史(51) A級戦犯徳富蘇峰が語る 『なぜ日本は敗れたのか』③「米英ソ中のリーダーと東條、近衛の指導者との圧倒的な差」

日本敗戦史(51) マスコミ人のA級戦犯指定の徳富蘇峰が語る 『なぜ日本は敗れた …

no image
日本リーダーパワー史(880)-『明治裏面史』★『幕末から明治の日露戦争勝利までの約50年間は「西郷隆盛・従道兄弟政権時代」であり、日本大発展の『坂の上の雲」を築いた。

  日本リーダーパワー史⑤ 明治以来、最高のリーダーは誰だ!?西郷従道 …