前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のための米大統領選挙連続講座⑬』★『8月22日、ハリス副大統領が指名受諾演説を行った』★『全アメリカ国民のための大統領になると約束』★『トランプ氏をホワイトハウスに戻すことは極めて危険!』★『誰もが競争し成功するチャンスを得られる経済』

   

  • 米民主党の全国党大会最終日の8月22日、ハリス副大統領が全米に中継されたテレビ放送で約40分間にわたり指名受諾演説を行った。
  • まず自己紹介として「私の母は19歳の時、乳がんの研究者になりたいという夢を抱き、たった1人でインドからカリフォルニアへと渡ってきた移民で私はその子。私たち家族は、消防士や看護師、建設労働者といった労働者層がいる地域で暮らしてきた」

「高校生の時、親友の彼女は学校で悲しんでいて、家に帰りたがらない日もあった。彼女に大丈夫かと聞いたら、養父から性的虐待を受けていることを打ち明けられた。すぐにうちに来るように言った。これが私が検察官を志望した理由の1つだ。「彼女のような人を守るため」に検察官になった」と述べた」。

「全アメリカ国民のための大統領となること約束」

 「今、わが国での(トランプ共和党との)分裂の戦いを過去のものにする貴重なチャンスが訪れきた。特定の政党やグループの一員としてではなく、アメリカ国民として、新たな前進の道を示す時だ。さまざまな政治的な見解を持っている人も含めて、私はすべてのアメリカ国民のための大統領となることを約束する」

「アメリカの成功のためには力強い中間層の存在が不可欠である。この中間層を築き上げることが大統領に就任すれば私の最大のテーマとなる。政党や人種、性別などに関係なく、すべてのアメリカ人のために、懸命に働き夢を追い求めるアメリカ人のために、大統領候補への指名を受諾する」と述べた。

  • 「トランプ氏をホワイトハウスに戻すこと極めて深刻」

「この選挙は、米国の歴史において最も重要なもののひとつだ。トランプ氏は不真面目な男だ。彼をホワイトハウスに戻すことの結果は極めて深刻だ。彼が大統領だった時の混乱や災難だけでなく、彼が前回の選挙で敗れたあとに起きたことの重大さを考えてほしい」

  • 「誰もが競争し成功するチャンスを得られる経済」

「地方であろうと、小さな町であろうと、大都市であろうと、どこに住んでいても誰もが競争し、成功するチャンスを得られる経済にすべきだ。大統領として雇用を創出し、経済を成長させ、医療や住宅、食料品などの日常生活に不可欠なコストを引き下げる。労働者、中小企業の経営者、起業家、アメリカの企業をまとめていく」

  • 「ガザでの戦争終わらせる」イスラエルを支持

「トランプ氏はNATOから脱退すると脅迫した。私は大統領として、ウクライナやNATOの同盟国を強く支持する」と述べ、国際協調を重視する。

「ガザでの戦争に関して、バイデン大統領と私は、休みなくこの問題に取り組んでいる。今こそが、人質の解放と停戦をめぐる合意を成立させる時だからだ。私はいかなる時もイスラエルの自衛の権利を支持し、イスラエルが自衛する力を確保できるようにする」

「同時に、この10ヵ月間にガザでは、多くの罪のない命が失われ、飢えた人たちが安全を求めて繰り返し逃げ、その苦しみの大きさに胸が張り裂ける思いだ。バイデン大統領と私は、イスラエルの安全が確保され、人質が解放され、パレスチナの人たちが尊厳や安全、自由、自らが決定する権利を実感できる形で、戦争を終わらせるように取り組んでいる」

  • 移民政策 国境管理「法案を復活」と人工妊娠中絶「復活法案署名」

「トランプ氏は私たちから人工妊娠中絶の権利を奪うために連邦最高裁判所の判事を選び、今やそれを自慢している。わたしたちは女性を信頼している。議会が権利を復活させる法案を可決したら、大統領として誇りを持って署名する」

「私たちは、世界の歴史上、最も偉大な民主主義の継承者だ。今こそ先人たちが成し遂げたことを私たちがやる番だ。前向きさと信念に導かれ、愛するこの国のために、そして育んできた理想のために戦う」

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「日本スタートアップ・ユニコーン史」★『アメリカ流の経営学を翻訳・マネする前に、明治のスタートアップ起業者魂に学ぼう』★『グリコの創業者 江崎利一(97歳)『 「私の座右銘は、事業奉仕即幸福!。事業を道楽化し、死ぬまで働き続け、学び続け、息が切れたら事業の墓場に眠る」』

2012/03/12  /百歳学入門(35)記事再録再編集 長寿経営者 …

no image
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』< アメリカ・メルトダウン(1059 )>『トランプ政権半年目で公約実現はとん挫し『ロシアゲート事件』の嵐の中に突っ込んで、政権はキリモミ状態で墜落寸前の末期症状を呈している。』

★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < アメリカ・メルトダウン(1059 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(105)/★『記事再録/ 『日本国憲法公布70年』『吉田茂と憲法誕生秘話①ー『東西冷戦の産物 として生まれた現行憲法』『わずか1週間でGHQが作った憲法草案』①

    2016/02/28/日本リーダーパワー史 …

『外国人観光客へのおすすめスポット」★『後楽園(名園)・旭川(清流)・岡山城(鳥城)』の3拍子揃った『歴史文化景観スーペース』は世界の都市の美的景観に引けを取らない』

  後楽園、右上の白い輝く三角の光は岡山城のライトアップ、5月末に撮影 …

『オンライン講座/ウクライナ戦争と安倍外交失敗の研究 ④』★『ロシアに対して日本式な同情、理解は完全に失敗する。ロシアは一を得て二を望み、二を得て三を望む国、。彼らに実力を示さずして協調することは、彼らの侵略に同意するのと同じだ」

  『当時のロシア駐在日本公使・西徳二郎の警告』  &nbs …

no image
速報(314)【4号機プール】セシウム137の量は広島原爆5千発分で早く安全な場所に移す小出裕章』ほか5本

速報(314)『日本のメルトダウン』   ◎『5月25日【4号機プール …

no image
世界/日本リーダーパワー史(894 )ー『米朝会談前に米国大波乱、トランプの狂気、乱心で「お前はクビだ」を連発、国務省内の重要ポストは空っぽに、そしてベテラン外交官はだれもいなくなった。やばいよ!②」

 世界/日本リーダーパワー史(894) トランプ政権の北朝鮮専門家、広報部長、ス …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㉓ 』『ニューヨークタイムズ』(7/10)が日ハム・大谷投手 を取り上げ日米野球論を展開、すごいね

    『F国際ビジネスマンのワールド・ …

no image
大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を読み解く ⑥死刑・冤罪・誤判事件ー30年変わらぬ刑事裁判の体質④

大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を読み解く⑥   裁判官・検事・弁護士・ …

no image
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』㉕ 「日本亡命中の金玉均から朝鮮王への嘆願書」(「ノース・チャイナ・ヘラルド」)

   『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 日中 …