前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★『リーダーシップの日本近現代史』(320 )★「日英同盟(1902年(明治35年)1月締結)の影響」★『 1902年3月26日『ノース・チヤイナ・ヘラルド』 『朝鮮と日英同盟』ー『1000年の長い眠りをむさぼった朝鮮』★『北朝鮮の行動形式を100年前にズバリと指摘している』

   

 

 

 「日本の歴史をかえた『日英同盟』の影響」⑨記事再録

 1902(明治35)年3月26日付『ノース・チヤイナ・ヘラルド』

『朝鮮と日英同盟』ー『朝鮮は慣習に従って行うことは,立派にやってのけるが,朝鮮が思考や理性に従って試みることは,すべて全くの狂気にほかならない。』

平均的な朝鮮人には,英日同盟はなんの意味もないことだ。彼らは1000年の長い眠りの最後のまどろみをむさぼっており.条約,同盟,協定について全く気づかない。

耳元で大声で叫んだとしても,それらの意味を少しも理解させることはできないのだ。 なぜなら一定の枠内でのみものを考えて生きていて,その枠を越えると,全く動かなくなるのだ。

たとえ私「どのようして人間は作られたのか」と尋ねると,即座に「人間は3つの精気によって,金属,木,水,火,土から作られた」という答が返ってくる。

だが,「日本人とイギリス人は貴国に関心を持っていて,同盟を結んだ」と言ってみても,「何と言っているのか分からない」と答えて,鴨の舌は最上の「咳病」の薬だといった話をし始めるだけだ。

この東洋の忘れられた子供が眠りから目覚め,条約がどのような意味を持っものか教わることができるまでには,長い年月がかかることだろう。

この協約に対する朝鮮の公式見解は全く憂うべきものだ。まず第1に,朝鮮にはなぜ事前に一言の相談もなかったのか,いぶかしく思っている。第2に朝鮮は,この協定を朝鮮固有の利益に関する「ビジネス」を意味すると解釈している。

そして「ビジネス」,押し,活動,「ハッスル」,「どんどん行く」といった言葉はすべて朝鮮人の特に大嫌いな言葉だ。

朝鮮人はいたるところに不吉な未来が待ち構えていることを知っているが,物事がなんとかひとりでにつじつまを合わせて,最終的にはうまくいくことを期待している。だがこの同盟は.受動的な意味で生まれたのではなく,推進するための積極的な動力機として生まれたのだ。

 朝鮮の状況を理解することは,長年,この国を観察してきた者にとっても非常に難しいことだ。まして,部外者には全く理解できないに違いない。まず留意しておくべき点は,朝鮮は1000年もの間.その思想や制度がみじんも変化しなかったということだ。

このことは800年前に書かれた「三国史記」を通読すれば明らかだ。そこに描かれている朝鮮は現在の朝鮮と変わらないからだ。かくも長い間わだちが使い尽くされ道が踏み固められたため,現地人たちは,ほかに別の道があるとは思いもしない。

身を揺さぶって,「日を覚ませ,今や紀元20世紀だぞ,時が急行列車や快速汽船に乗って通り過ぎていく,並んで進まないとひかれてしまうぞ」と言ってごらんなさい。彼はそれを理解して.「ああ,そうするよ」と答えはしても,モルヒネが効き過ぎているので,落後してひかれてしまうのだ。

朝鮮人の考えは思考から得られるのではなく,慣習から得られる。また知性によって保持されるのではなく魂に深く根づく。したがってその考えが消えるのは,その魂がこの世を離れるときだけで,それ以前にはあり得ない。朝鮮人は今の時代にうまく適応できない。

期待してもそれは全く無理というものだ。時計を使ってときどきは定刻に現れる朝鮮人を1人知っているけれども,国民全体として言えば,時計は単に「眺める」ために付けているのであって,今の世代の朝鮮人が,9時と2時半との違いを学ぶことはあり得ない。

このように朝鮮は,これまでずっとそうだったように無意識に存在し活動している。よく眠りよく食べる。どこからどうやって手に入れるのか外国人には見当もつかないが,貧しくても飢饉に襲われても,食べていっている。 朝鮮は慣習に従って行うことは,立派にやってのけるが,朝鮮が思考や理性に従って試みることは,すべて全くの狂気にほかならない。

初めての開港で,朝鮮は茫然としてしまい,いまだに全く回復していない。政治や 教育は開港以来ずっと混乱し,しだいに悪化してきている。少年たちは以前は中国語 を学んでいたものだが,今はたばこを吸うばかりで何も学んでいない。

この国はかっては確固とした慣習に従って,統治されていた。役人はその慣習を越えたことはできなくともその枠内のことはやることができた。 人民もまた.明確に引かれた境界線内で生きていた。今や.その標識は消えうせ,記憶にしか残っていない。 これが,日英同盟が発表された時点での朝鮮の状況だ。

私の知る最も知的な朝鮮人の1人が訪ねてきて次のように言った。 「この協約は,われわれの破滅を決定的にするものだ」。「どうして」と私は尋ねた。 「それはわれわれを日本の支配下に置くものだからだ」

「だが日本は顧問を送って,きみたちが独り立ちできるようにし,走り方を教えてくれるでしょう」

「ええ,それは確かだが,それはわれわれの真の独立が失われるということだ」「だが,きみは,きみたちが手助けなしにやっていけると思ってるのか」「ええ,できるかもしれない,いややらねばならないと思っている」というのが彼の返事だった。

 

この友人は知的ではあるけれども,朝鮮が旧習を脱却して立ち上がり、新しい道を歩むことは,精神的にも,道徳的にも物理的にも不可能なことを実感していない。

朝鮮は最善の意志を持っているかもしれないが.それを行動に移し実施する能力は絶無なのだ。朝鮮は援助を必要としている,それも長年にわたる。

どこかに援助されなければならないのだが,この協約は,その援助が,朝鮮の利益をいちばん気にかけている人々にとり最も受け入れやすい国から来るように取り決めているのだ。

朝鮮は「面子」を失った。そしてそのことを思うと打ちひしがれてしまうと,朝鮮は考えている。朝鮮は相談を受けなかった。朝鮮は子供のように扱わなければならないからだ。朝鮮が言うことができるのはこれはこの世の終りで,あらゆるところでな非道ことが起きているということだけだ。

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
片野勧の衝撃レポートー太平洋戦争<戦災>と<3・11>震災『なぜ、日本人は同じ過ちを繰り返すか』㉖

 片野勧の衝撃レポート 太平洋戦争<戦災>と<3・11>震災㉖ &nb …

no image
日本メルダウン脱出法(640)『グーグルも熱視線-レゴCEOが打ち明けるイノベーション」「焦点:対外情報機関創設へ議論本格化、日本版MI6」など7本

日本メルダウン脱出法(640) 『グーグルも熱視線-レゴCEOが打ち明けるイノベ …

no image
『2018年、米朝戦争はあるのか➈』-『トランプ大統領の「認知症騒動の顛末」★『銃乱射の被害者を訪問したトランプ、ご機嫌で大顰蹙(ひんしゅく)。この男に心はあるのか?』★『米副大統領、平昌五輪で北朝鮮と会談予定だった 北朝鮮がドタキャン』

トランプ大統領の「認知症騒動の顛末」 前坂 俊之(ジャーナリスト) CNNは1月 …

『Z世代のための日本最初の民主主義者・中江兆民講座③』★『中江兆民(53)の死に方の美学』★『医者から悪性の食道ガンと宣告され「余命一年半・・」と告げられた』★『兆民いわく、一年半、諸君は短促なりといわん。余は極めて悠久なりという。 もし短といわんと欲せば、十年も短なり、五十年も短なり。百年も短なり。 それ生時限りありて、死後限り無し」(『1年半有』)』

 2023/11/22  『Z世代のための死生学入門』記事再 …

no image
日本興亡学入門⑧ 『西武王国と武田家の滅亡』(創業は易く、守成は難し、2代目、3代目が潰していく)

                                  2009年6 …

「オンライン講座・日本興亡史」の研究」⑯』★『憲政の神様/日本議会政治の父・尾崎咢堂が<安倍自民党世襲政治と全国会議員>を叱るー『売り家と唐模様で書く三代目』②『総理大臣8割、各大臣は4割が世襲、自民党は3,4代目議員だらけの日本封建政治が国をつぶす』②

    2018/06/22 &nbsp …

no image
★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー, リスク管理 ,インテリジェンス(53)『宇都宮太郎の大アジア主義思想④』★『朝鮮軍司令官時代に、三・一独立運動での強硬弾圧を拒否、大衆運動に対する実弾の発砲を禁止した』

 ★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した 明治人のリーダーパワー,  リ …

no image
日本メルトダウン脱出法(818)「視点:日本は「協調組合主義」と決別を=フェルプス氏」●「大企業に今なお根を張るー「学歴病おじさん社員」の量産システム」●「中国金融当局の無理解が世界の市場を混乱させる」●「中国がひた隠しにするPM2.5による死者の数 ー台湾の事例から推算されたその数は年間100万人」

    日本メルトダウン脱出法(818)   視点:日本は「協調組合主 …

『リモートワーク/ベストスポット』★『絶景富士山/ビューティフルスポット(2020/5/15pm17 )-逗子なぎさ橋珈琲テラスより見た太陽と富士山と江ノ島とキラキラ逗子湾のシンフォニー、ここが最高の海辺のカフェ

絶景富士山ビューティフルスポット(2020/5/15pm17 )&#8 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(119)/記事再録☆<日本は21世紀の新アジア・グローバル主義のリーダーをめざせ>★『 アジアが世界の中心となる今こそ,100年前に <アジア諸民族の師父と尊敬された大アジア主義者・犬養毅(木堂)から学ぼう』★『亡命イスラム教徒を全面的に支援した唯一の政治家』★『藩閥、軍閥と戦い終始一貫して『産業立国論』を唱えた政治家』★『最大の功績は中国革命の父・孫文を宮崎滔天を中国に派遣して日本に亡命させ匿い全面支援した、いわば中国革命を実現したゴッドファーザーこそ犬養木堂なのだ』

     2015/01/21日本リーダーパワー史 …