★『地球史上最大級?のスーパー「台風19号」が12―13日に中部、関東に上陸する危険性大!?』★『台風15号(9/9)の千葉県内の停電被害甚大』-『世界的な地球環境異変の一環で、日本は<スーパー台風、大地震による<ウルトラ災害時代>に突入する。』
2019/10/12
大型で非常に強い台風19号は、伊豆諸島や紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら北上しています。きょう夕方から夜にかけて東海や関東にかなり接近し上陸する見込みで、記録的な大雨や暴風で甚大な被害が発生するおそれがあります。気象予報士の解説です。(動画1分32秒/データ放送ではご覧になれません)
スーパ台風19号が東海、関東に接近中の10月11日午前7時半の稲村ヶ崎サーフィンー10日以上の『ビッグウエーブ」になかなかのり切れない命知らずのサーファーたちの悪戦苦闘➀
地球史上最大級か? 台風19号の勢力に世界が注目 衛星写真に騒然
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191010-00000203-spnannex-soci
台風15号の千葉県内の停電被害-1ヵ月後でも3万4000棟以上の住宅が修理が進んまず、農林水産業の被害額は411億6700万円、東日本大震災での被害額を上回った。
<9月20日に書いたもの>
9月9日夜、関東を直撃した台風15号は日がたつにつれ千葉県内などの市民生活への被害は広がる一方で、停電復旧作業は難航、長期化している。東京電力パワーグリッドは13日夜、金子禎則(よしのり)社長が会見「経験したことがない設備の故障状況が重なった。予想以上の大量の倒木に阻まれた難工事のエリアが広く、見通しが合わなくなってきた」と釈明した。
連日 復旧作業には一万人以上が従事しているが、南房総地域では山の中の現場に倒木や急斜面のため行きつけない場所や、君津市内では倒木や土砂崩れが二百五十カ所以上にものぼり、損傷が確認された電線や電柱の交換が予想以上に上っている」(東京新聞9月12日朝刊)という。全面復旧は9月末かそれ以上にずれ込む見通し。
台風15号の最大瞬間風速は千葉市中央区で57・5m、木更津市49m、東京都大田区43・2mなど、関東では過去最大級の記録的な暴風に襲われた。
16日までの消防庁のまとめでは、人的被害は関東7都県で死者1人、重軽症145人、建物被害は千葉県内で「全倒半壊、一部損害含めて」2780棟、神奈川県内は462棟、東京都の伊豆諸島(6島)で600軒以上が損壊した。
千葉県が10日に発表した農林水産業の被害額は126億7400万円、県内の広範な地域でビニールハウスが倒壊、生育中のトマトやニンジン、コメが打撃を受けた。この被害額はさらに増える見込み。
停電戸数は9日には千葉県全体で93万4900戸に達し、早期に復旧する予想だったが、16日現在でも県内の広域で約10万戸の停電が続いており、15日は深夜から激しい雨となり、住民は不安な夜を過ごした。このため、100%電気の上に成り立っている便利で安全、快適な現代の市民生活とそのライフラインは一瞬にして切断、暗転した。
停電によるエアコン、冷蔵庫、水道、道路の信号などもつかえず、夜などは電気のない真っ暗な生活に逆戻り、スマホ社会のための電源、バッテリー充電や検索もできない、コンビニに買い物にも行けない、ガソリン供給もストップする真逆の不便な生活を強いられている。クーラーなし、水不足で熱中症による死亡者も出ている。
14日も停電が続く鋸南町と館山市の被害状況の志葉玲氏のレポートによると、「まるで空爆された戦場のようで、瓦などの飛来物によって住宅、倉庫、物置などは軒並み穴だらけの全壊状態。養殖場は停電でイセエビが全滅するなど漁業、観光面も被害続出という。
「地震、台風、災害列島日本」といわれるが、1970年代に全国の山々、川、谷をまたいで整備された高い電力鉄塔の送電施設や配電線などの倒壊、被害が千葉県内では広範囲に及んだ。建設後50年以上経過する道路、橋脚、トンネル、河川管理、港湾岸壁,下水道などの基盤インフラや社会資本は老朽化しており、2019年度で平均30%ほどしか整備やメンテが出来ていない状態で、今回はそのその電力設備が直撃された格好だ。
ウェザーニュース電子版(09/12 16:4)によると、「千葉県内で停電が集中して発生した地域は最大瞬間風速40m/s以上に達していた」ことが分かった。つまり、今後、風速40m以上の台風が来れば、全国的に家屋の倒壊、停電被害が続出する危険があるということだ。
このような台風の巨大化は年々進み、昨年、関西空港が閉鎖に追い込まれた台風21号や北海道のブラックアウトの停電による市民生活の被害は年々拡大している。来年夏の東京オリンピック開催時の台風襲来が心配になってくる。
今回の日本での異常気象、台風15号の被害は、今年の世界での記録的な猛暑と連動していると思う。欧州各地で6、7月の気温は史上最高となり、40度超えの記録を更新した。北極圏では氷河の溶解や山火事が相次いだ。地球温暖化の影響を最も受けるのは北極だが、その北極域は、「地球平均の2倍以上の速さで温暖化が進んでおり、早ければ2030年頃には北極の海氷が消失するとも予測されている」(笹川平和財団海洋政策研究所調べ)、
また、グリーンランド氷床は1980年代の6倍の速さで溶けており、1972年以降、地球の海面を約1.3センチ以上、上昇させたという。「米国科学アカデミー紀要」で発表された専門家の研究ではグリーンランドや南極大陸の氷解が加速していることから、海面の高さがこれまでの予測を大きく上回り、2100年までに最大2メートル上昇する可能性があるという。そうなれば、日本の東京湾沿岸などもほぼ半分は水没する計算だ。
一方、ブラジル国立宇宙所(INPE)の8月末の発表では、アマゾンの熱帯雨林は「地球の肺」と呼ばれ、大気中の酸素の20%を生み出しているが、そのアマゾンでは2013年の観測開始以降最速となるペースで火災が発生。今年の発生件数は7万2843件に上り、前年同期から80%以上増えた。科学者からは、気候変動対策にとって壊滅的な打撃になりかねないと警鐘を鳴らす声が出ている。
国際労働機関(ILO)の調査では、こうした地球温暖化の悪影響で、2030年までに世界で計2兆4千億ドル(約250兆円)の経済損失が生じる恐れがあると試算している。地球の未来、世界の明日、子供たちの未来にますます「暗雲」」が立ち込めてきている。
●<以下は10月8日に追記した>
千葉県の農林水産業の被害額は411億6700万円で、東日本大震災での被害額を上回った。
千葉県の調べによると、台風15号の強風雨によって千葉県南部の館山市、鋸南町北部の保田などで住宅の屋根や壁が吹き飛ばされる家屋損壊の被害が続出したが、1ヵ月たった10月8日現在でも、まだ3万4000棟以上の住宅が修理が進んでいない状況がわかった。現地での業者の不足などからブルーシートで覆われた屋根やたび重なる雨と潮風で壁は水分を吸って膨らみ、床にはカビも生えていて、住めなくなった住宅などの修理はなかなか進んでいない。
また、千葉県の発表によると、10月4日までの農林水産業の被害額は411億6700万円で、東日本大震災で生じた県内の被害額を上回った。農業施設の被害が最も多く、八街市や富里市などの農業用ハウス倒壊など267億円、農作物では、そのハウス栽培でのニンジンやのトマトなど被害が101億円。水産関係の被害額は17億円余りにのぼっている。
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