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速報(81)『日本のメルトダウン』●(小出裕章情報2本)『講演動画の質疑応答動画も』『遮水壁の設置を早くやること』

   

速報(81)『日本のメルトダウン』
(小出裕章情報2本)『講演動画の質疑応答動画も』『遮水壁の設置を早くやらなくてはいけない(報道ステーション)
 
2011年6月25日に小出裕章氏の講演が青森県八戸市で行なわれました。その様子を録画した動画がUstreamに掲載されていました。コメント欄にてedokko311さま、tsukisamaさま、ねずさま、hassan_mukoさまより教えていただきました。
講演概要
「私たちの暮らしとエネルギー 今こそ知りたい! 小出さんに聞く わかりやすい原子力のお話」
 日時 2011年6月25日(土) 開場 14:00 開始 15:00
 会場 八戸市総合福祉会館・多目的ホール
 お話 小出裕章さん(京都大学原子炉実験所・助教)
 会費 大人 1,000円 大学生 500円 高校生以下無料  託児あり
 主催 PEACE LAND  http://peaceland.jp 後援 青森県保険医協会ほか
講演動画
質疑応答動画
 
 
 
2011年6月23日の報道ステーションに小出裕章氏がVTR出演されました。コメント欄にて多くの方より、情報、動画URLを教えていただきました。
動画
※出演箇所、4分25秒あたり〜、5分20秒あたり〜、8分25秒あたり〜
 
 
 
 
たんぽぽ舎です。【TMM:No1118】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その103 ◆
         6つの情報をお知らせします(6月24日)
    ★1.提案 節電のベスト策はこれだ!
         労働者が夏に年休をとること-捨てている50%の年休を使おう
                         柳田 真
    ★2.電力逼迫キャンペーンのウソ-メルマガ読者から
    ★3.原発全廃の好機今こそ
    ★4.連続講座 今こそ、被曝労働(者)問題を考えよう
    ★5.広瀬隆さんが福井県と福島県で連続講演会
        お近くの方はどうぞご参加下さい。
       「週刊朝日」7月8日号(6/27発売)にも登場
    ★6.6/25第23回たんぽぽ舎の総会を開催します

1.提案 節電のベスト策はこれだ!
      労働者が夏に年休をとること-捨てている50%の年休を使おう
                         柳田 真

1.「節電」が巷でヤミクモに原発を推進してきたのと同様に、同じ手法で、テ
レビ・新聞・行政機関・JRなどを総動員して進められている。原発推進側に
「都合の悪い真実」や「数字」は隠されたまま進められるので余計に気分を害す
るPRであるが、それらへの反論は別の機会に述べるとして、一つの提案をした
い。節電・省エネのベスト策だと思う内容です。

2.それは、「夏の暑い時に、労働者は大幅に年次休暇をとろう。」という提案
です。夏の暑い時期は労働にふさわしい環境ではありません。たくさんあまって
いる日本の全労働者平均で50%も捨てている年休をこの夏うんと取得して、自身
のリフレッシュに、家族サービスに、さらには東北地方復興支援ボランティアへ
も使ったらどうですか、という提案です。

3.年休(実質賃金)を約50%も捨てている(捨てさせられている)国は欧米では全
くありません。そもそも「年休消化率」という単語も欧米では聞かないといいま
す。なぜなら、年休は100%権利として当然使うものだ=使っているという事実
があります。ところが・・・です。日本は年休があっても人員不足などで休暇が
取りにくい。労働組合の休暇への取り組みも弱い。労働者個人の権利意識も強く
ない…などなどの総合として、年休を平均半分も捨てている。これは賃金を捨て
ていることと同じであり、年休日数獲得も含めて、労働時間短縮の闘いの歴史を
踏みにじるマイナス行動です。

 5月1日メーデーも、労働時間短縮=8時間制要求の闘いだった。自分の年休
だから捨ててよいものではないのです。(その行為が全労働者の足をひっぱって
いることに気づいてほしい。)年休を取ろう。

4.労働者が捨てている50%の年休を暑い夏に取得すれば、当然電力消費は減る。
休みの土日やお昼の電気消費量がガクンと減ることからも実感できる。大幅な年
休を活用して、いろいろなことをやろう。涼しい山や海(汚染海水の恐れはあり)
へ行って、ゆったり過ごそう。考えよう。読めれば原発本の一冊も読んで(小出
裕章著「原発のウソ」をおススメします。)このまま原発を続けると私たちの生
活や日本列島はどうなるか?にも思いをめぐらせてみたい。世界に与えるマイナ
ス影響も。

5.「節電」よりも「労働者の年休を捨てない=取得する」キャンペーンをみん
なで広めよう。
 もちろん、低賃金で休暇もほとんど保障されていない、(労働基準法違反だ)多
くの非正規労働者がいることを無視してはならない。これらの人々の賃金と権利、
人間らしく働ける労働条件・労働環境を作ることは現代日本の最大問題です。正
規労働者と労働組合が非正規労働者の問題について全力で努力を集中することを
心から望みます。(6月24日記)


2.電力逼迫キャンペーンのウソ-メルマガ読者から
 原発の稼動停止にともない「節電」のキャンペーンがあふれている。
 理由として、「原発が電力の3割を担っているから、その原発が停止したこと
により、電力不足が起きている」という。しかし、電力は本当に逼迫しているの
だろうか。
 大々的な逼迫キャンぺーンは、原発の存在を何が何でも守らないといけない
「原発を廃止にすると、皆がこんなに困る」という脅迫にすぎない。実際には、
火力発電は夏のピーク期を乗り越えるのにも十分な能力がある。(小出裕章氏、
広瀬隆氏もデータ、図表で証明している)
 そもそも原発が発電総量の3割をしめているという一般に流布されている通説
には、大きなウソがある。現実には火力発電所の供給能力は原発がなくても十分
すぎるくらい存在している。それが、平常時は火力発電の稼働率を極端に低く抑
え、原発は目一杯高く稼動している。「原発3割」とは、そういう事実を隠した
上でペテン的に流布されている通説である。

 地震発生当初、確かに、一時的に供給能力が低下した。しかし、それは原発の
停止によるものだけではない。原発が被災したのと同様に、同じ地域にある火力
発電所(広野火力発電所)も被災した。しかし、火力発電所の場合には、原発とは
違って単に停止しただけで、放射能をまきちらしたりする2次災害を発生させて
いないこともあり、その被災についてはほとんど報道されていない。

しかも火力
発電所は短期間に復旧しているという事実がある。しかし、火力発電所の被災が
報道されていない理由には、もっと大きな背景がある。原発の必要性をペテン的
に強調しなければならない立場からすれば、火力発電所が被災して電力が供給で
きないという事実が知れ渡ることはまずいのであろう。

 「節電キャンペーン」「電力逼迫キャンペーン」は実は「原発再開したい」と
いう脅迫キャンペーンなのである。「原発なくても電気は大丈夫」ということは
今夏が終われば事実をもって証明される。その時、原発必要(悪)論は全面崩壊す
るだろう。(K)

3.原発全廃の好機今こそ
                     横浜市 菊池秀行
 菅直人首相は主要国(G8)首脳会議で「持続的で安定的な原子力利用を目指
す」とし、原子力発電の存続に固執しているようだ。そして「安全性が確認され
れば原子力をさらに活用していく」と述べたそうだが、そもそも原子力の安全性
が確認されることがあると思っているのであろうか。
 今回の地震と津波が教えてことを忘れているようだ。
 今回の原発事故でわかったことは、原子炉は損傷すると実にやっかいであると
いうことだ。そして、いくら地震津波対策を行ってもそれを上回るものがくる、
ということである。
 原子炉は損傷すると放射能を撒き散らすから、100%安全でないといけない。
しかし、それはありえない。つまり、原発はすべて廃止にするべしということに
なる。
 安全性の確認がありえない物に何で固執するのか?。原子力の研究については
別に検討すればよい。

 このまま原発を推進するなら、被害を受けた東北や関東地方の人たちの苦痛は
一体なんだったのか、ということになる。これを無にしてはならない。
 全廃する絶好の機会を天は与えてくれているのである。

                (6/15東京新聞の投書から抜粋)


4.連続講座 今こそ、被曝労働(者)問題を考えよう
      第1回 問題提起
      渡辺美紀子さん(原子力資料情報室)、北村小夜さん(元教員)
日時:2011年7月2日(土)18時 
場所:スペースたんぽぽ
     東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4階
電話=03-3238-9035
主催:福島原発事故緊急会議:被曝労働問題プロジェクト
   http://2011shinsai.info/    e-mai: contact@2011shinsai.info
 私たちは、原発内で被曝労働を強いられている労働者の存在を忘れていたので
はないか。被曝労働なしにはすべての原発は動かない。だとすれば、〈人の命
を踏み台にしてしか生まれないエネルギーなどいらない〉。〈フクシマ〉以降
高まる脱(反)原発のうねりの中に、単にエネルギー転換の問題ではなく、〈ヒ
ロシマ〉〈ナガサキ〉から連続する被曝(者)の問題なのだという視点をキチン
と考えよう。

5.広瀬隆さんが福井県と福島県で連続講演会
   お近くの方はどうぞご参加下さい。
   「週刊朝日」7月8日号(6/27発売)にも登場
6月25日13:30- 敦賀市桜町きらめきみなと館、
 「原発のまち」敦賀にめばえる経済的な妙案─
 福島事故と浜岡停止から見えてきた日本の将来
 環境を考える会主催。
○6月25日19:00- 小浜市働く婦人の家・大ホール、
「福島原発震災」と若狭─原発に代るエネルギーと未来は?
 広瀬隆さんの話を聞く会主催。
○6月26日13:30- 福井市中央、響のホールにて
「福島からの警告 福井原発14基の 暴走を止めよ!」
  広瀬隆の話を聞く会主催。
7月2日午後5時45分- いわき労働福祉会館大会議室(いわき市
 平字堂ノ前22。電話0246-24-2511))会場は、市役所近く。
 講演は2時間半。
○7月3日午前10時30分- 福島大学L―4教室(福島市金谷川1)
 講演は3時間。
○7月3日午後5時30分- 郡山市労働福祉会館3階大ホール(郡山市
 虎丸町7番7号) 講演は3時間。

6.6/25第23回たんぽぽ舎の総会を開催します
日 時:6月25日(土)13:30開場、総会14-17時まで
会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
    懇親会- 5Fたんぽぽ舎会議室にて 会費2000円
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   〒101-0061
   東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
   TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
   HP http://www.tanpoposya.net/
 
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                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その101 ◆
         6つの情報をお知らせします(6月22日)
    ★1.九州・玄海原発の再開を阻止しよう!
    ★2.4号機燃料プールはどうやって溶融を免れたか―山崎久隆
    ★3.7月11日(月)「お母さん向け保育付き講座」のご案内
                            ―中村 徹(保育士)
    ★4.7月11日(月)「広島行動の事前学習会」―講師:槌田敦(物理学者)
    ★5.ガンバレば日本この様だ―メルマガ読者から
    ★6.お詫びと訂正
   
   
★1.九州・玄海原発の再開を阻止しよう!
   当面の焦点 海江田経産大臣の発言に抗議する。
 
 食品・水・大地を放射能汚染した東電福島第一原発。今原発やめよう運動の焦
点は定期点検中の原発の運転再開を認めるかどうか、です。特に九州電力の玄海
原発が非常に重要な鍵を握っています。
 原子力保安院の安全審査OKが出ていた東電福島原発が大惨事を起こしました。
国の安全審査に多くの疑問が出ている中で「定検を終えたから再開という海江田
経産大臣・菅直人首相の発言」は許せません。
  原発現地の知事も多くが反対しています。火力発電など十分な設備がありま
すから、原発なくても電気は大丈夫です。原発再開を何としてもやめさせましょ
う。抗議の電話・メール・FAX集中しましょう。(柳田)
  
 ●原子力安全・保安院 (広報課):03-3501-5890
 ●佐賀県秘書課:0952-25-7007
 ●佐賀県原子力安全対策課:0952-25-7081
 ●佐賀県知事 ツイッターアカウント:@furukawayasushi
 ●佐賀県知事宛メールフォーム:
  https://www.saga-chiji.jp/teian/top.html
 ●玄海町:0955-52-2111
 ●九州電力:092-761-3031
 ●九州電力社長室 FAX:092-761-6944
 
 6月26日に県民説明会と称して、5名の県民を国が選んで、原子力安全保安院説
明会をするそうです。現地のグループは「誰なのか」「反対派も入っているのか」
「時間はいつなのか」など、申し入れを本日しましたが、国が決めるのでわから
ない、の一点張りだそうです。(たんぽぽ舎に届いた情報より)

2.4号機燃料プールはどうやって溶融を免れたか―山崎久隆

 原発震災発生後、数日たった後だろうか。突然「4号機の燃料プールが溶融し
ている」という恐ろしいニュースが流れたのは。その後、プールに水があること
が「わかり」、溶融はしなかった「らしい」との情報が流れる。恐怖におののい
たりほっとしたり、この原発が一番振り回してくれたのだが、今でも潜在的に一
番危険なことには変わりが無い。原子炉建屋が倒壊寸前だからだ。
 燃料溶融を免れた理由は「損傷」だった。本来あってはならない、燃料プール
と機器借り置きプールの間にある「プールゲート」の破壊があったため、水が燃
料プールに流れ込み、溶融を免れたという。皮肉なことだ。
 これで謎の一端は解けたようには思う。しかしまだ建屋爆発の原因がわからな
い。
 3号機から漏れ込んだ水素だけでこんなにも破壊されるものなのかどうか。
 4号機のプールが空だと最初に言い出したのはヤツコNRC委員長だったと思
う。そもそも電力も政府も言葉を濁すだけではっきり語らない。しかし計算すれ
ば誰でも簡単にその結論に達してしまう。燃料の崩壊熱は数時間で1500トン以上
の燃料プールの水を全部蒸発させるほどの威力があると。そのうえ建屋の破壊は
まさしく燃料メルトダウンをした結果であるような状況を示していた。
 これが全く異なっていたことについては、今はほっとして良いのかもしれない
が、山のような問題を引き起こしている。
 ざっと上げただけで次の通り
(1)日本の原発は二基の原子炉建屋やタービン建屋が構造として共有するタイ
   プが多い。これが事故を深刻にする方向に働くことがあると分かったこと。
(2)燃料プールは原子炉本体よりも遙かに冷却能力が脆弱であることが露呈し
   たこと。(プール用ECCSが必要だった)
(3)一端燃料溶融を始めたら、プールについてはなすすべが無いこと(3、4
   号機は建屋の天井が飛んだが1,2号機は今も直接注水は出来ない)
(4)格納容器外には新燃料も含めて運転中の炉心よりも遙かに大量の燃料があ
   り、その核的管理は制御棒が組み合わさっていないので、むしろ炉内より
   も難しいこと。
(5)にもかかわらず、リラッキング(狭いプールを有効活用しようと、詰め込
   みを行うこと)のように、そもそも燃料プールがドライアウトしてしまう
   ような過酷事故が想定されていないなかで、危険なことが各地で行われて
   いること。
(6)これらの見直しが行われない限り、再稼働どころではなく、安全確認さえ
   到底出来ないはずであること。
 

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