前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(248)『米NRC、原発事故直後の議事録公開「米国のほうがまともな国」小出裕章』『ガンダーセン原子力技術者の会見』

   

速報(248)『日本のメルトダウン』
 
     『アーニー・ガンダーセン 原子力技術者の会見.2.20』
 
 
前坂俊之(ジャーナリスト)
 
 
 
2012年2月23日
2012年2月22日(水)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
テーマは……。
・クウェート、原発計画やめることについて。
・アメリカの原子力規制委員会(NRC)が福島原発事故直後の電話会談やメールのやり取りなどの内部文書を公開したことについて。
です。
番組内容
2012年2月22日【水】
検証!福島原発事故記者会見
 今夜は、去年3月11日の東京電力・福島第1原発事故の発生以来、東電や政府の記者会見に長く、出席し続けた弁護士の日隅一雄さんと、電話をつなぎ、お話を伺います。
 日隅さんは、会見の中で感じたこと、疑問に思ったことなど、一冊の本にまとめ、先月出版されていますが、東電や政府の対応だけではなく、報道するメディアにも批判の矛先を向けています。
 番組では、そんな日隅さんに、いったい原発報道で何が問題だったのか?今後、国民はどうすればいいのか?などについて、忌憚のない意見を聞きます。
 京大の小出裕章さんも、いつものように出演されます。
録音20120222 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教小出裕章
 
 
 
    
 
    『アーニー・ガンダーセン 原子力技術者の会見  2012.2.20
 

 
jnpcさんが 2012/02/20 にアップロード
Arnie Gundersen, Nuclear engineer

会見で使用した資料


http://www.jnpc.or.jp/files/2012/02/709cb5f939f98575ef2ea7df46455afa.pdf

著者と語る 『福島第一原発~真相と展望』(集英社新書)
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0628-b/index.html

福島第一原発事故の直後、米テレビでメルトダウンが起きていると指摘した原子力技術者、アーニー・ガンダーセンさんが来日し、新著「福島第一原発 真相と展望」(集英社新書)について語り、質問に答えた。
福島第一原発のマーク型原子炉について、設計上の問題を列挙した。

 
 
 
さらに放射能の封じ込めが設計上、最弱地震・津波の情報無視東電と規制当局の密接すぎる関係――­を指摘し、みな同じことしかいわない「やまびこ効果」で安全神話が広がった、と述べた。

住民避難や廃炉、除染の課題をあげ、「日本政府は東電を守ることを最優先し、国民を­守ることは第二になっている」と批判した。

また、原発建設の3条件として冷却水の確保地震人口密度—をあげ、日本はは十分だが、からみて、原発は難しい、と­述べた。日本の国土面積は世界の0.3%なのに、世界の地震発生数の10%が集中し、世界のどこと比べても30倍の地震が起こる国だ、と説明。

「100年に一度、ではなく­、1000年に一度のレベルで起こる地震に耐える原発は構造工学上、難しい」と述べ、「ほかの代替エネルギーを探す方が望ましい」と指摘した。使用済み核燃料の処分方法に­ついて、「私の学生のころから解決策は5年もあればできるといわれたが、その5年は一度も来なかった」と述べ、ガラス固化法は解決にならない、と説明した。

司会 日本記者クラブ企画委員 井田 由美(日本テレビ)


通訳 長井 鞠子 (サイマル・インターナショナル)

Fairewinds Associates Inc. のホームページ
http://fairewinds.com/

日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2012/02/r00023890/

カテゴリ:
タグ:
ライセンス:
標準の YouTube ライセンス
              

 

 - 現代史研究 , , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(612)日本国難史にみる『戦略思考の欠落』⑦明治政府が直面した「日本の安全保障問題」対外的軍備を充実、ロシアの東方政策に対する防衛策、朝鮮、 中国問題が緊急課題になる>

 日本リーダーパワー史(612) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』⑦ 『明治新 …

「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じという歴史ニュース」★「日露戦争開戦1ゕ月前の『米ニューヨーク・タイムズ』の報道』★『日露戦争の行方はロシアは敗北する可能性が高い』★『ロシアの対日戦の必然的な目的である朝鮮征服にロシアはあらゆる不利な条件下で臨むことになろう』

2017/01/09    『日本戦争外交史の研究 …

「パリ・ぶらぶら散歩/ピカソ美術館編」(5/3日)②「ピカソはオルガ・コクローヴァーの完璧な無表情と平静さを湛えた美しさを数多く肖像画に描いている」

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ (108)』 パブロ …

日本の最先端技術「見える化」チャンネルー『機械要素技術展2018』(6/20)ーモーター界の巨人/白木学氏が発明した小型・軽量・大パワー・高効率のコアレスモーターのプレゼン

日本の最先端技術「見える化」チャンネル 「日本ものづくりワールド2018」機械要 …

no image
記事再録/日韓歴史認識ギャップの本人「伊藤博文」について、ドイツ人医師・ベルツの証言『伊藤公の個人的な思い出』

  2010/12/05 の 日本リーダーパワー史(107) …

『Z世代への百歳学入門』ー「最後の元老・西園寺公望(92歳)-フランス留学10年の歴代宰相では最高のコスモポリタン、晩年長寿の達人の健康十訓」★『 まあ生きてはいるがね、涙が出る、はなが出る、いくじがなくなって、 これも自然でしかだがない』

     2013/08/16 百歳学入 …

『Z世代のための日本風狂人列伝①』★『 日本一の天才バカボン・宮武外骨伝々』★『「予は危険人物なり」は抱腹絶倒の超オモロイ本だよ。ウソ・ホントだよ!』

  2009/07/12 、2016/03/31/記事再録編 …

no image
明治史の復習問題/日本リーダーパワー史(83) 近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛を理解する方法論とは・(上)」★『西郷隆盛はどこが偉かったのか』(下)<政治リーダーシップは力より徳>』尾崎行雄の名講義

日本リーダーパワー史(83)   近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛 …

no image
明治150年「戦略思想不在の歴史⒀」―『明治維新を点火した草莽の革命家・吉田松陰』★『「人に士農工商あり。農工商は国の三宝。武士は国の寄生虫なり。厚禄をはみ、おごりたかぶるはもってのほか』●『内政は貧院(生活保護)病院、幼院(孤児・保育)を設けて、上を損じ、下を益すにあり』

明治維新を点火した草莽の革命家・吉田松陰 今から150年前のこと、 「人に士農工 …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(27)『南シナ海,東シナ海紛争で、国際法を無視、暴走する中国は120年前の日清戦争開戦の「高陞号」(こうしょう号)事件と同じパターン。 東郷平八郎の「国際法遵守」が完全無視 の中国に完勝した。

 日中北朝鮮150年戦争史(27)   ★(記事再録)2014/07/ …