日本リーダーパワー史(373)ダルビッシュの活躍と松井秀喜の国民栄誉賞の受賞> ヤンキース松井秀喜の<勝負脳>に学べ
<ダルビッシュの活躍と松井秀喜の国民栄誉賞の受賞>
① イチロー、松井、ダルビッシュの活躍こそ『日本の将来像』の手本がある。つまり、世界で活躍できる人材の
養成こそ教育の急務であり、日本の未来を開いてくれる。
② 三人とも『日本のプロ野球』というドメスティックで閉鎖的な空間から、世界一の舞台にチャレンジして勝負して
、その頂点を極めている。ここでは結果、成績には正当な対価が支払われ、成績を残さなければすぐ、
クビになるプロフェツショナルな勝負の、極限の世界である。
③ 日本の政治家も公務員も経済人も結果責任、プロフェッショナルにならなければ成らない。日本社会で最も
欠けているのは、本来、プロフェツショナルでなければならない職業人(政治家、公務員、大学人、
マスコミ関係者を筆頭に)が、そうでない点である。
前坂 俊之(ジャーナリスト)
<F国際ビジネスマンのコメント>
ダルビッシュの活躍、手に汗を握る一人ですが、昨日の活躍を角度を変えて多彩な記事を載せているのは、毎日新聞だけです。ファン心理をよく分かっています。
http://mainichi.jp/sports/news/m20130403k0000e050205000c.html
それにしても、松井秀喜への、当時のトーリ監督、ダルビッシュへのワシントン監督
いずれも選手への眼差しの広く深いこと、実に秀逸です。愛情一杯です
痛恨の一球です。
一年間の経験が、これ程までに自信を与えるのですね。
それにしても人生は良くできています。
http://www.youtube.com/watch?v=huiy3JrZQO0&sns=em
『MVPを獲得した松井選手は日本最強の宮本武蔵なり』
(2009/12/31)
前坂 俊之(ジャーナリスト)
2009年を振り返って、一番印象に残ったことを書く。
ちょうど1年前にオバマ大統領が黒人初のアメリカ大統領として登場した。
世界を変える「チェンジ」がキーワードとなり、日本でも明治以来150年、本格的な政権交代が起こり鳩山民主政権が2009年9月に誕生した。2010年を前に急速に21世紀のパラダイムシフト、新しい世界への胎動が始まったのだ。
○鳩山首相はしゃべる前にまず決定力を
地球環境問題、100年に1度という大不況、金融資本主義の暴走、中国の台頭と新興国の躍進、その逆に日本の長期停滞からの沈没というグローバルゼーションの中で大国のパワーゲームの勝ち負けの結果、各国の興亡、浮沈、明暗がよりはっきり出てきている。
この地球規模の大変革の大波の中で、隣国中国の著しい躍進とは対照的に、「失われた20年」から経済不況を自力で脱出できず、グローバリズムに飲みこまれ、翻弄され、敗北し、巨額の財政赤字と少子高齢化で沈没寸前の「日本丸」の姿が、日本人のわれわれの目にはより強く焼きついており、日本全体に強い閉そく感、敗北意識、悲観的空気が蔓延している。
○どうしてこうなったのか。
それは第一にリーダーの決定力、問題解決能力のなさ、問題先送り体質、リーダーパワーの不足である。相手の力によって負けているのではなく、オウンゴール(自殺点)で敗北を繰り返す日本的体質、サッカーにたとえるならフォワードの決定力がない日本、シュートが打つべき肝心の時に、横にパスをする日本人、同じく勝負、対立を避けて政治でも経済でも外交でも勝負での勝つ力、それも国際的なゲーム、外交、競争で勝利する絶対的パワー、決定力の不足である。
これは日本人の宿命的な弱点といえるが、近年この傾向がますます強くなっているのじゃな。
日本のトップリーダーの鳩山首相の勝負力がいかに弱いか。あきれかえる。
そのインテリジェンスの欠如にはたまげる、この100日間をみても何も決められない、決断しない、決断できないひ弱さ、すべて会議、会議で検討、先送りと国民はあきれ返っているのよ。
それなのに、マスコミのぶら下がりには必要以上にリップサービスをして、国家の最重要問題をペラペラと途中でしゃべる。
それも毎日状況が変わっていくことがらを「ノーコメント、もう少し煮詰まってからお知らせしますので・・」と断っとけばよいものを、毎回、馬鹿丁寧にコメントして、しかも「しゃりべり過ぎと批判されていますので・・」と前置きしながら、またまたその時の感情でしゃべるんだから。
これがころころ変わるため情報の混乱に一層拍車をかけている現状ですね。これに各大臣がそれぞれ問題途中の経過、印象を断片的にしゃべり情報を何重にも混乱させ、もつれさせているのよ。普天間の問題を質問されて「これは私の意見ですが・・」と前置きしてコメントしていたのにも驚いたね、鳩山首相は個人ではありえない、私の意見などない、あなたは総理、首相で日本国のトップリーダーで決定権者なのですよ。
この無自覚、ノー天気な危機管理のなさでは、普天間基地をめぐる問題、日米安保協議も米側が不信感を増幅させて、世界は鳩山政権を心配するのもやむえなくもない。
政府にとってメディアコントロールが一番、重要課題なのに全く分かっていない、各大臣も政府統一見解をしっかり分きまえろ、鳩山首相は閣議で叱責しなければダメじゃ。
○松井選手の勝負脳に学べ
さて、さていやになる。こうした自民党政策失敗不況から民主党になっても相変わらずぱっとしない、ていたらくの中で、米メジャーリーグのワールドシリーズには胸がスーと、
大興奮しました。
http://maesaka-toshiyuki.com/detail/290
★第1戦6-1でフィリーズ勝利、松井1安打
★第2戦―6回裏、フィリーズの名投手マルチネスの好投で3番カシアナ、4番A・ロッドが連続三振で倒れたあと、松井は見送ればボールの低めの難しいカーブをすくいあげてライトにホームラン、2対1と勝ち越して第一戦から続く嫌なムードを断ち切った。この試合は3対1でヤンキースが1
以下に続くよ
http://maesaka-toshiyuki.com/detail/290
関連記事
-
「日韓衝突の背景、歴史が一番よくわかる教科書」②記事再録『ベルツの『日本・中国・韓国」と五百年の三国志①<日露戦争はなぜ起こったのか>
クイズ『坂の上の雲』ーベルツの『日本・中国・韓国』五百年の三国志①<日露戦争はな …
-
『Z世代のための日本世界史講座』★『MLBを制した大谷翔平選手以上にもてもてで全米の少女からラブレターが殺到したイケメン・ファースト・サムライの立石斧次郎(16歳)とは何者か?』 ★ 『トミ-、日本使節の陽気な男』★『大切なのは英語力よりも、ジェスチャー、ネアカ、快活さ、社交的、フレンドリー、オープンマインド 』
2019/12/10 リーダーシップの日本近現代史』(194)記事 …
-
『巣ごもり動画で金閣寺を一挙公開(60分)』これを見るだけで観光には行かないでね』★『外国人観光客で超人気の春の京都・金閣寺の全光景4K撮影(2019/3/30)★『The Japanese Golden Templeー外国人観光客に圧倒的・人気ナンバー1の金閣寺へ向かう(2014/04/01)』
➀外国人観光客で超人気の春の京都・金閣寺の全光景4K撮影➀(201 …
-
日本リーダーパワー史(513)明治のトップリーダーは超人、奇人、変人ぞろい <アル中で妻を切り殺した黒田清隆」
日本リーダーパワー史(513) …
-
『オンライン・日中国交正常化50周年記念講座②』★『台湾をめぐる米中日戦争が危機を向かえている今だからこそ、もう1度 振り返りたいー『中國革命/孫文を熱血支援した 日本人革命家たち①(16回→31回連載)犬養毅、宮崎滔天、平山周、頭山満、梅屋庄吉、 秋山定輔、ボース、杉山茂丸ら
2016/07/31再録)日中関係ギグ …
-
『リーダーシップの日本近現代史』(92)記事再録/★『戦略思考の欠落』(49) 「日本の『インテリジェンスの父』川上操六参謀次長が密命して、シベリアに送り込んだ『日本の007、満州馬賊隊長の花田仲之助」★『坊主となってウラジオストックに潜入した』
2016/02/12   …
-
弁護士・正木ひろし(まさき・ひろし)の資料、記録について
正木ひろし(まさき・ひろし)の資料、記録について 前坂 俊之 …
-
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』①『近衛文麿、東條英機の手先をつとめたのは誰か』①「水谷長三郎(日本社会党議員)」
1年間連載開始―『ガラパゴス国家・日本敗戦史』① なぜ、米軍B …
-
世界リーダーパワー史(938)-『「トランプ氏解任提案か=司法副長官が昨年春」』★『『もう外食は無理? トランプ政権幹部、相次ぎ退店や罵倒の憂き目に』(AFP)』
世界リーダーパワー史(938) 「トランプ氏解任提案か=司法副長官が昨年春」<時 …
-
『なぜ日中韓150年の戦争・対立は起きたのか』/『原因」の再勉強ー<ロシアの侵略防止のために、山県有朋首相は『国家独立の道は、一つは主権線(日本領土)を守ること、もう一つは利益線(朝鮮半島)を防護すること」と第一回議会で演説した。これは当時の国際法で認められていた国防概念でオーストリアの国家学者・シュタインの「軍事意見書」のコピーであった。
記事再録/日本リーダーパワー史(701) 日中韓150年史の真実(7) 「福沢諭 …