冬の鎌倉・最後の紅葉ー鎌倉駅東口から約10分の妙本寺は知られざる名刹、落葉の絶景ピークは正月まで(12/22)
◎≪冬の鎌倉・最後の紅葉ー鎌倉駅東口から約10分
の妙本寺は知られざる名刹、モミジ・イチョウ
落葉の絶景ピークは正月までも(12/22)≫
前坂 俊之(ジャーナリスト)
長興山妙本寺(日蓮宗 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町1−15−1)は、比企大学三郎能本(比企能員の末子という)を開基
山号の長輿は能本の父能員、寺号の妙本は母の法号にちなむといわれる。昭和22年まで
総門を入るとやがて参道の両側には鬱蒼と木々が茂り、石段の手前で二天門を仰ぐあたり
四季折々の風情があっていつ訪れても心が静かにいやされるが、時鳥の初音はともかく、
石段を上ると朱塗りの二天門<向かって右側に持国天(じこくてん)左に多聞天(たもんてん)=毘沙門天(びしゃもんてん)の二天を安置しており、一見の
幕末の嘉永元年(1848)年頃の建築といわれる。欄間にある翼のついた飛竜や木鼻の
天保年間(1830-44)の再建といわれている。向拝柱の上には象、獅子、龍や菊な
堂内のきらびやかな御宮殿(現在は別棟のま宝殿)に安置されている木造日蓮聖人坐像は
祖師堂右手前の山すそに比企氏一族の墓(供養塔)がある。能本は日蓮に帰依して法名日
さらに二天門寄りの右手の低い竹垣に囲まれた一画に一幡の袖塚がある。比企氏の乱のあ
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