前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★『オンライン天才養成講座/エジソンの発明術を学ぶ』② 』★『発明発見・仕事成功10ヵ条」★『 生涯の発明特許数1000以上。死の前日まで勉強、研究、努力 を続けた』★『人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ』

   

 

 2014/07/16  百歳学入門(93) ★「エジソン<天才脳>の作り方」

①隠居は非健康的である。死ぬまで研究、100歳までは引退しない。

②人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ。

③眠るな、人問の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。

④理論よりも実験-数学よりも、徹底した実験を重んじた。データなしには研究できない。すべてデータでやる

 

トーマス・アルパ・エジソン(1847~1931)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%
E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%
E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B8%
E3%82%BD%E3%83%B3

生涯に1000件以上の発明し「発明王」と呼ばれた。生涯の特許数1000余。死の前日
まで勉強をし続けたエジソンこそ、生涯学習の先駆者といってよい。

 

1931年10月21日午後10時、アメリカ中の灯が消えた。エジソンの死を悼んで、全国民が祈りを捧げた。

 

第一条 隠居は非健康的である。死ぬまで研究、100歳までは引退しない。

①  晩年のこと、彼はある記者からそろそろ隠居の時期にきているのではないかと問われた。それに対して、「私は決して隠居しない。隠居とは、非健康的だと思っているから」と答え「100歳になってから引退しても遅くない」と付け加えた。

 80歳の誕生日を迎えた時、新聞記者に「あなたはいつまで研究を続けられますか?」と質問され、「葬式の前日まで」と答えた。そんな彼の生涯の情熱を支えたものは飽くなき探究心で、「あらゆることに興味がある」と語っている。

第2条 人生は短かい。休むことは錆びることだ。やりたいと時に徹底してやる。

16歳で放浪の旅に出たエジソンは、電信技師の仕事と勉強に夢中だった。その当時にも食事を勧められて、「今は食べない。することが多すぎるし、人生はとても短いんだから」と語った。祖父が103歳まで生きた長寿の家庭に育ちながら、人生は短いと言ったのはなぜか。それは彼のやりたいことが余りにも多かったからである。

 

 彼が、「休むことは錆びることだし「収穫はたまたま実るもので、一生に一度ないかも知れない」と発言。「

彼は昼も夜も研究室で勉強していた。1日の時間とか1週間の曜日など問題にしなかった。疲れ切った時は、発明の仕事のほとんどを夜やったようで、夜中より日中に眠ることのほうが多かった」といわれる。

 

 

第3条 眠るな、人問の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。

 

 世の中の多くの人は眠り過ぎると、エジソンは考えていた。

人間の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。ナポレオンは3時間しか眠らなかったいうが、エジソンも同様に眠らない人であった。

 「人間の全睡眠時問を減らせば、能力は増大する。人は少しでも眠らなければならないという理由はない。現代人が過去の人より睡眠が少ないのと同様、将来の人は現代人よりずっと眠る時間が少なくなるだろう」

彼の眠りに関するエピソードは多い。一度に15分しか眠らなかったといわれる。15分で飛び起きて、以後120時間もぶっ通しで研究を続けたこともある。

「どうせ人間はいつか長い眠りに落ちなくてはならない。その前にそう長く眠る必要がどこにある。余りたくさん眠るのは、精神的にも肉体的にもよくない。だから人間はできるだけ目を覚ましているべきだ」と部下たちに話していた。

寝たいときに寝る、食べたいときに食べる。思いついた時に行動する、というのがエジソン流の研究の秘訣だったようだ。


第4条―理論よりも実験-数学よりも、徹底した実験を重んじた。データなしには研究できない。すべてデータでやる

 

過去の理論にとらわれることなく、すべて自分の日で確かめ、自分でデータを蓄積し、研究を進めるのが彼のやり方だった。

彼はまた、思いついたことをすぐに書きつけるメモ魔でもあった。84年間の人生に残したノートの数は3400冊に上った。

エジソン研究所の標語は、「10日ごとに小さな発明、6か月ごとに大きな発明」だった。

彼の発明への情熱は「大衆を苦しい労役から解放し、その上で最大限の幸福と繁栄をもたらすために、私は自分の及ぶかぎりのあらゆるこをやってみたい。それが私の熱望である」

その方法論は完璧なデータ主義といえるもので、E・H・ジョンソンは次のように記録に残している。

エジソンが最初の結婚をした当時のことで、自動電信装置と取り組んでいた時のことだ。

「ある晩、私が行ってみるとエジンは化学薬品の山と化学の本の中に埋まっていた。本は床の上に一冊ずつ積み重ねたら5フィートの高さになったろう。彼はこれらの本を、ニューヨーク、パリ、ロンドンに注文した。夜を日についで研究し、そのまま机で食事をし、椅子で眠った。

本は6週間で読破し、一冊ごとに抜き書きをやり、処方に従って2000種の実験を行ない、世界でひとつだけの答を作った」

これが彼のやり方だった。

 

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』(英国『タイムズ』米国「ニューヨーク・タイムズ」,外国紙はどう報道したかを読む  1903(明治36)年4月23日付『ノース・チヤイナ・ヘラルド』 『ロシアと日本』

  『世界史の中の『日露戦争』ー露清協定の撤兵期限 (明治35年10月 …

『オンライン講座・歴代宰相で最強のリーダーシップを発揮したのは誰か?』★『太平洋戦争で終戦を決然と実行した鈴木貫太郎ー山本勝之進の講話より』★『 兵を興すは易く、引くは難しい。ーウクライナ戦争でプーチンは敗北する』★『アベクロミクスも7年間の先延ばしをした結果、出口戦略に失敗し ハードランニングしかないだろう』

 2019/09/13  日本リーダーパワー史(7 …

no image
人気記事再録/<『クイズ『坂の上の雲』>(資料紹介)レーニンは日露戦争で日本を先進的な若い力と高く評価し、旅順陥落を絶賛した。

    2010/09/08 &nbsp …

no image
渡辺幸重原発レポート②4月11日の現地ルポ「震災は現在進行形である」「原発から避難せざるをえなかった人たち」

渡辺幸重原発レポート②4月11日の現地ルポ ●「震災は現在進行形である」 「原発 …

no image
日本メルトダウン脱出法(861)『シャープはなぜアジア企業に屈したか? 「仕事後進国」日本の敗因』●『日本が「テロの標的」になる日が迫っている ブリュッセル連続テロから学ぶべきこと』●『恐怖心からアメリカ人がトランプを選ぶ悪夢 あと1回、テロが起こったら何が起きるか』●『“安価な中国製”が席巻する日本の太陽光発電の明日』●『イギリスは「テロとの百年戦争」の最中にある ロンドンは、ずっと過激派の標的だった』

  日本メルトダウン脱出法(861)   シャープはなぜアジア企業に屈したか? …

『Z世代のための日韓国交正常化60年(2025)前史の研究講座⑤」★『福沢諭吉の「韓国独立支援」はなぜ誤解、逆恨みされたのか⑦ー「井上角五郎伝」による甲申事変の真相、脱亜論への転換これで起きた』

2015/01/01/福沢の一番弟子「井上角五郎伝」から読み解く⑦ http:/ …

『リーダーシップ・無料電子図書館を読む』―宰相「伊藤博文公」(国民新聞編、1930年刊、94頁)

『リーダーシップ・無料電子図書館を読む』― 「知行合一」『文武両道』で鍛錬し、書 …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(22) 普天間基地打開と日米交渉ー 菅直人・新政権の試金石に

  池田龍夫のマスコミ時評(22)   普天間基地打開と日米 …

no image
『リーダーシップの日本世界近現代史』(299)★『国家危機管理としての新型コロナウイルス対策、東京オリンピック開催中止問題を考える➂」★『歴史的教訓①ー約100年前の関東大震災直撃の際には「総理大臣」はいなかった』★『昭和史の教訓②国大といえども戦いを好む時は必ず滅び、(令和)天下安しといえども戦を忘るる時は必ず危うし(水野広徳)』』

 2011/04/06 / 日本リーダーパワー史(137)記 …

no image
◎<独創的人間はどのように誕生するのか>建築家のノーベル賞(プリツカー賞)を受賞した坂茂氏の会見(4/2-80分)

  ◎<独創的人間はどのように誕生するのか>   建築家のノ …

S